キャノンデールのＢ級食べ歩記: ありえないCPと謎のオーダーシステム！三段逆スライド方式　錦糸町「谷記1号店」

食べログつながりの友人から「キャノンデールさん好みの店があるんです」とお誘い。
その友人とは大食い、B級つながり。

「とにかく量が多くて安くて美味しくて、しかも頼めば頼むほど安くなるんですよ！」

いやいやいやいや、頼むほど安くなるって、そんなお店はないでしょう！？
ハトヤじゃあるまいし三段逆スライド方式かよ、と思いましたがとにかく確かめに行くことに。

友人の仕事の都合で21時過ぎの訪問。
深夜営業なので遅めの宴会なんかも可能。

錦糸町の駅から北へ5分ほど。
太平四丁目交差点のそば、蔵前橋通りに面しています。
この店は錦糸町に4店舗あるのですが、やはり行くなら1号店だろう、と根拠のない確信に満ちた選択です。

入口のポスターが既にこの店を物語っています。
ラーメン280円、飲み食べ放題2,880円！

中華色満載の店内、当然従業員は皆さん中国の方。
店内はお開き間近の宴会グループや、お一人様のご近所メシなどの方々で8割ほど埋まっていますが、食事だけの方も多いので回転は早いよう。

谷記、と書いて「くき」と読むのです。
店員さんにその意味を聞いてみましたが、ちょっと日本語での意思疎通は困難。

何でこの店のオーダーシステムが凄いのか、というと料理とドリンクを一緒に頼むと、足した値段より安くなるんです。

いや、この説明は正確ではありません。
そういう店はいっぱいあります。

料理とドリンクを一緒に頼むと、料理を単品で頼むより安くなるんです。

例えば、680円の料理と390円のビールを頼むと550円になるんです。（消費税別）
680+390=550？
計算がどうしても合いませんがいいんです。

対象メニューはほとんどの料理。
限られた料理だけ、なんていうけち臭いことは言いません。

料理は380円〜680円の幅。
ドリンクはビールはもちろんサワー類もOK。

注文には若干慣れが必要でした。
①まず割引対象のページの全貌を把握する
②前菜などはやはり先に頼みたい
③ドリンクも組み立てを考えておく
④別々に頼むと割引にならないので、必ず同時に注文

さて、前菜部門から蒸し鶏。

私の大好物、卵とトマトの炒め。

おっと、旨いよ。

しかも量もたっぷり。

単品でも500円前後の料理にドリンクが付いて550円でこの味、このボリューム。

ピリ辛部門から肉とナス味噌炒め。

巨大で旨みのある肉団子。

鶏皮辛味あえ。

ドリンクは緑茶ハイへ切り替え。
ビール飲み過ぎてお腹がふくれてきた。

これも蒸し鶏ですが、紹興酒で漬けたもの。
名前は忘れちゃいました。
このあたりから記憶が曖昧に。
酔いが回ってきたのかも。

海老とセロリの炒めはサッパリとした味。

そして麻婆豆腐。
結構辛くて旨かった。

これも好物、きくらげ玉子炒め。

全ての料理はこの値段が不思議な位の味のレベル。
安かろう不味かろうということはありません。
使ったお金以上の満足感が得られる店です。

当然のことながら食い意地の張った我々は全ての料理にドリンクを組み合わせる完全制覇を達成。
しかしそれは、ワンドリンクに必ず料理が一つ付いてくる、ということを意味することに気がついたのはお腹いっぱいかつベロンベロンに酔っ払った後でした。

谷記 1号店

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