自宅近くの下町中華おばちゃんとこ。
インパクトのある店名と、謎のラーメン丼なる料理がずっと気になっていたのですが、土日が休みのため訪問のチャンスは平日の夜だけ。
21時閉店なので残業の多い私は中々訪問できませんでしたが、今月は仕事も一段落してようやく来ることが出来ました。
南森町地下鉄3番出口から北に向かってすぐですが、看板が出ていない時は発見できません。
ここを入っていきます。
奥へ。
更に奥へ。
ありました。
おばちゃんとこ。
狭い店内は10人も入れば一杯のコの字カウンターだけ。
吉本芸人や関西のタレントの色紙が壁にいっぱい。
三枝師匠の写真も。
創業48年!
ラーメン丼は手間がかかるので昼は5食限定。
まずはビール。
そしてネギ盛餃子ともやし炒めを頼みました。
キリンラガー。
赤いデコラのカウンターに映えます。
もやし炒め。
これは旨い!
味付けのスープがもやしの水分と混ざってB級にしては薄味で飲めちゃいます。
炒め物のスープ、初めて飲んじゃいました。
こちらは特製胡麻ダレネギ盛餃子。
少し羽付きのルックス。
胡麻ダレとネギの風味がマッチ。
ニンニクが効いた餡。
ノーマル餃子も絶対おいしいと思わせる味でした。
次回頼んでみよう。
さて、問題のラーメン丼が登場しました。
700円。
とろみのある餡は野菜がたっぷり。
まるで中華丼のようです。
野菜をかきわけると下からご飯ならぬラーメンが現れます。
たっぷりの生姜が効いてます。
ラーメンを食べ進むとその下から何やら別のものが。
おや、天津飯!
種明かし。
ラーメン投入前はこの状態だったのです。
餡が塩味ベースであったのは、天津飯とのマッチングも考えたもの。
また、ラーメンライス的な側面もあります。
既に相当量を食べている私の胃はほぼ満タン。
それでもこのドB級料理が美味しくて結局完食です。
2000キロカロリーは摂取したでしょうか。
おばちゃんとこというネーミングの由来を奥さんに聞いてみました。
もともとは現在鍋を振るご主人のお母さんが賄っていたお店で、お客さんが「おばちゃんとこ、食べに行こ」と言ったことから付けた名前だとか。
当時は餃子専門店で、ご主人の代になってから他の中華メニューも始めたそうです。
その名物おばちゃんは20年前に亡くなりましたが、その後28年おばちゃんの気持ちを受け継いでいるのです。
気持ちのいいご夫婦の「ありがとうございました!」という声に見送られ、暗い路地から賑やかな商店街へと戻りました。
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