伊勢で晩ご飯。
鰻でも松阪牛でも手ごね寿司でもなく、ご当地B級グルメを一生懸命探しました。
ネット情報から絞り込んだのは宇治山田駅近くのキッチンクック。
ずいぶんストレートな名前ですが、
「伊勢の若者のソウルフード」
「ガッツリ食べれる」
「ここのドライカレーは最高」
「スパゲティナポリタン抜群」
などの情報がありました。
もう行かないわけにはいきません。
宿で一服してから20時過ぎに再びバイクに乗って出かけました。
夜の伊勢市内は人通りも全くありません。
見た目は町の洋食屋さんといった雰囲気で益々期待が高まります。
店内には私だけ。
時間がずれているからでしょうか。
このメニューの行灯が堪りません。
メニューが素晴らしすぎて本当に迷ってしまいます。
マスターに
「ドライカレーとナポリタンは多いですかね?」
と聞くと、マスターは私を一瞥し
「ちょっと多いんじゃない?」
と一言。
鼻髭が似合う素敵なオジサン。
どうやら私が大食いに見えなかったのでしょう。
「ハーフとか出来ませんか?」
と初対面にも関わらず食い下がりますが
「うちはやってないんですよ」
とやんわり断られました。
そこでドライカレーとオムレツを頼みました。
理由は単純。
オムレツが単品では一番安い350円だから量が少ないだろうという推理です。
業務用調味料。
ベーシックなものからどんな味が生み出されるかがB級グルメの実力。
ドライカレーを煽るご主人。
スゴイ!
ドーーーン!
ヤバい、多いよ。
これが噂のルー別添。
オムレツも意事な鍋さばきであっという間に出来上がり。
これもデカイ!
サラダが付いていたので「ちょっとヘルシーかな」と全く見当違いの思いが脳裏をよぎりました。
これならナポリタンでも一緒だったかも。
一日三食しか食べられないのが恨めしい限りです。
さてドライカレーにルーをかけて。
これはマジヤバイ位旨いです!
ドライカレーそのものが旨いのですが、このルーがまた旨い。
ピリっとスパイスの効いたドライカレーと、コクがある中辛のルーが相性抜群。
自分の好みの辛さに調節しながら食べられる楽しさ。
これこそB級グルメ。
一方のオムレツも抜群の味付と焼き加減。
ケチャップのついていない部分の断面。
美しい。。。
禁断の創作に取り組みました。
ドライカレーオムレツのせルーかけ。
我ながら天才かと思うほど旨い。
私の後に続々とお客さんがやってきていつの間にか満員。
ほとんどのお客さんがドライカレーを頼むのでマスターは一気にドライカレーを作ります。
左のフライパンの山をご飯をこぼさずに鍋振りするのです。
残念ながら驚きのあまり動画を撮り損ねました。
右はスパゲティ。
鍋焼きスタイルです。
完食です。
フー。
お客さんは皆さん常連らしく、マスターと会話しています。
サラリーマンだけでなく、家族連れやカップルも。
鼻髭で一見強面風ですが、実はとっても優しいマスター。
彼の人柄とボリューム満点で美味しい洋食に惹かれて長年通っているという感じ。
私もこの店が会社の近くにあったら絶対通うだろうな、と思いながら神のおわす伊勢のB級グルメの実力に感服したのです。
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