宇和島の宿にチェックイン。
最上階にある大浴場から宇和海に沈む美しい夕日が見えました。
宇和島駅に向かって歩いていきます。
いかにも地方都市の夜らしい寂れた雰囲気。
かつては真珠やハマチや真鯛の養殖で日本屈指の生産量を誇ったこの町も、往時の賑わいはありません。
高知と愛媛を結ぶ交通の要所も今は人影もまばら。
珍しい折り返し駅。
そんな駅前商店街にあるとみやを訪れました。
昼は食堂、夜は居酒屋といった店。
闘牛のポスター。
定食類も色々とあるようです。
昨夜松山でご一緒したSさんに「是非食べ比べてみて下さい」と勧められた南予の鯛めしが目当て。
その前に一杯。
芋焼酎をロックで。
ツマミは名物のじゃこ天。
軽く炙ってあります。
疲れた身体を労るようにゆっくりと焼酎を嘗めながら、ゆるりとしたひと時を。
鯛めし定食をお願いしました。
フカの湯ざらしは酢味噌で。
これはご飯に手を付ける前にアテで。
鯛の煮物。
オン・ザ・ライスで。
東京でも大阪でも宇和島の鯛めしは食べたことがありますが、本場では初めて。
二段重ねの器には鯛のお刺身にトサカノリと海苔と山葵が入っています。
たっぷりの出汁に入った卵を溶きほぐします。
そこへ鯛のお刺身を投入。
ぐるぐるっとかき混ぜます。
これをご飯にたっぷりとかけます。
出汁をたっぷり入れて、出汁茶漬けとも卵かけご飯ともつかない状態にしてズルズルっとかき込むように食べます。
これが南予の鯛めしの食べ方。
ご飯三膳でちょうど無くなる位、たっぷり鯛と出汁がありました。
この量は都会で食べるよりは値打ちです。
出汁の味は濃く、甘みも感じられます。
高知食文化の影響なのでしょうか。
家族経営でほのぼのとした接客の店に、なんだか暖かい気持ちになって店を出ると、一気に汗が噴き出してきました。
今夜も熱帯夜なのでしょう。
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