といっても、欲を言わなければいくらでもあるのですが、やはり一食入魂の私としては、妥協はしたくありません。
このところお昼はプロテインダイエットなので、夕方になって無性にコメが食べたくなりました。
口の中はカツ丼のイメージだったのですが、行こうと思った恵美須町のそば処 まる栄のメガカツカレー丼は水曜定休のために断念。
方針を変更し、ダメ元で電話をかけた地元東天満の光 中央軒はお母さんが電話に出てきました。
営業していると知り一安心。
大好物の天津飯を食べようと、汗だくになりながら歩いてやってきました。
兎にも角にもビール。
「先にお出ししてもいいですか?」
というお決まりのお母さんのセリフに
今日は「はい」 と返事。
メニューを見て驚きました。
新しくなっているのです。
しかも、麻婆豆腐ラーメンと麻婆丼はあったのに、なぜか無かった麻婆豆腐単品がメニューに加わっています。
「これだけのためにメニューを作り変えるわけ無いよな」
と思ってふと入口を見ると、8月1日から料金改定のお知らせ。
消費税増税を何とか乗り切ろうとしたのでしょうが、とうとう値上げを余儀なくされたのです。
なんとも世知辛い世の中になりました。
お店に来る前は漠然と野菜炒めなどをイメージしていたのですが、思わず
「麻婆豆腐ください」と勝手に口が動いていました。
正統派チャイニーズではなく、ジャパニーズ下町中華の麻婆豆腐です。
辛さはさほどではありません。
ラー油を加えてより辛く。
意外と簡単に寄り切りました。
隣のテーブルではサラリーマン3人がプチ宴会中。
お盆もお仕事なのでしょう。
かくいう私もそうなのですが。
「そろそろ天津飯でキメようかな」
とオーダーしようとした矢先に、その宴会のテーブルから
「ソース焼そばください!卵のせて」
と声がかかりました。
「卵のせ!?」
思わず私は耳を疑いました。
「そんな手があるのか」
かなり心が揺らぎました。
この店の長崎ちゃんぽんには生卵がのっているのです。
ソース焼そば卵のせも、きっとご主人が見事に片手で卵を割ってのせるのでしょう。
それは次回カウンターに座ってじっくり見学するとして、今日は初志貫徹で天津飯。
小さな海老が周囲を囲んでいます。
もちろん関西流の塩ダレです。
スープは中華味の卵でした。
レンゲを差し入れます。
この瞬間が堪りません。
みっしり詰まったご飯は玉子焼に防御され、 白いまま。
これをトロミのある塩ダレに絡めながら食べ進みます。
東京の甘酸っぱいケチャップ味など、食べられたものではありません。
大阪に転勤して最も良かったことが天津飯の塩ダレだと言ったら、あまりにも幸せが小さ過ぎるでしょうか。
玉子焼は美しいきつね色の焼け目が所々に見受けられます。
塩ダレが多かったので、ある意味完食完飲と言って良いでしょう。
ご飯は少なめにしてもらったのですが、お腹いっぱいです。
お会計を済ませて、まだ蒸し暑い天満の街へ。
「次回は豚肉と玉子のまぜ焼きからのソース焼そば卵のせで決まりだな。でもなかなか看板メニューの皿うどんが食べられないな」
などと、どうでもいい事を真剣に考えながら家に向かいました。
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