ランチの時間も取れずコンビニおにぎりとなってしまい、「一食入魂」を旨とする私にとっては不本意な一日。
こんな時は、遅い時間でも美味しいものが食べられる地元東天満の居酒屋美尋へ行こう、と電話を入れました。
相変わらずの繁盛。
カウンターの端にかろうじて空いていた一席が私のために確保されていました。
とりあえず生ビール。
野菜を摂らないと、とカウンターの上の美味しそうな大皿料理から二品選びました。
ブロッコリーのごまだれと、ほうれん草のお浸し。
春を感じる料理がありました。
しんこおろし。
キープしてある三岳はそろそろ無くなりそうです。
こちらは去りゆくシーズンを惜しむカキ酢。
先日、日生のカキオコで打ち止めたつもりですが、メニューにあるとつい頼んでしまいます。
シーズン終盤はしっかりと肥えて甘みも増します。
この店は鳥羽の安楽島(あらしま)のもの。
仕入れ先が「間違いない」と保証する産地だそうです。
今日はゆっくりと。
マスターご夫妻やカウンターに並んだ常連さんたちと楽しい会話で、ランチの不満や残業のストレスも解消です。
ぶりカマがありました。
これも去りゆく冬を惜しむ味覚。
ジュウジュウいっています。
ひっくり返して、こちら側から食べ進みます。
いかにもブリらしい身離れ。
薄塩でじっくり焼かれたぶりカマは、脂ものって実に美味。
白いご飯にオン・ザ・ライスしたい衝動にかられます。
ご常連さんのお連れの方とも親しくなり、楽しい酒となりました。
本当にこの店は温かくなれる場所。
一足お先にお暇を告げ、私は店を出ました。
もうちょっと仕上げて、完全にストレスを発散しきってしまおう、と行きつけのバーホワイトラベルのドアを開けました。
カウンターの反対の端には最近よくいらっしゃるという新規の常連さん。
「どうぞよろしく」
とご挨拶。
その方とスタッフのKさんを交えて会話が進むうちに、遅がけ組が三々五々現れました。
普段は23時頃には引き上げる私は、久し振りだったので、ついつい会話も弾んでしまい、気が付けば午前様。
その後家に帰りましたが、どうも記憶が曖昧です。
シャワーは浴びていましたが、ソファーで寝落ちしたまま朝を迎えました。
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