城崎温泉の外湯めぐりは、あと一湯で全クリ。
宿から一番近い7時開湯の地蔵湯へ。
開湯一番乗りの「一番札」が欲しかったので早起きしてきたのですが、上には上がいるようです。
6時半で既に10人ほど並んでいました。
家内安全・水子供養、衆生救いの湯。
江戸時代、村民多数の入浴が見られ里人の外湯として親しまれていました。
この湯の泉源から地蔵尊が出たのでこの名があり、此来庭内に地蔵尊をまつっています。
外観は和風灯篭、六角形の広い窓は玄武洞をイメージしていて、モダンな建物です。
残念ながら「一番札」は貰えませんでしたが、開湯と同時の一番風呂は実に気持ち良かったです。
もう一湯行きましょう。
その前に、飲泉場で朝の一杯。
二度目になる一の湯です。
江戸中期温泉医学の創始者後藤艮山の高弟香川修徳がその著「薬選」の中で当時新湯といったこの湯を、天下一と推賞したことから名づけられました。
横の小庭の「海内第一泉」の碑は近代温泉学の権威、藤浪博士の書。
朝から二湯。
贅沢極まりない命の洗濯。
こんなサービスが味わえるのも、外湯めぐりの楽しみです。
宿に戻ると、程なく昨夜の仲居さんが現れ、部屋食の支度をして下さいました。
地元、日本海香住のカレイを炙ります。
小鉢。
イカのお造りもあります。
蒸籠で蒸された温野菜。
昨夜に続き蟹。
今朝は味噌汁です。
ご当地名物だと仲居さんが言ううに椎茸。
カレイはオン・ザ・ライスで。
玉子焼きも美味しい。
味噌汁も温まったので、お椀に移していただきます。
城崎名物のジャージープリン。
ミルクたっぷり、とろとろです。
甘いものは基本的に食べない私ですが、たまご好きなのでプリンは別格。
美味しくいただきました。
「今日は晴れてますから、日本海がきれいですよ。暑くなりそうですけど、浜風が気持ちいいと思います。気を付けて走ってらしてくださいね」
と仲居さん。
楽しいツーリングになりそうです。
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