宿に戻る前にコンビニで今晩のアルコールを調達。
自室での一人ご飯なので、持ち込んじゃおうという魂胆です。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」という座右の銘を持つ私ですが、お酒に関しては「備えあれば憂いなし」を優先します。
結果、やや多めですが安心、安全。
仲居さんが晩ご飯の支度に来てくれました。
和室もありましたが、座って食べられる洋室のテーブルにセッティングしてもらいました。
旅館の料理はいつも食べきれない位多いです。
最初は食前酒。
城崎ビネガー。
その後は持ち込みのアサヒのエクストラシャープ。
八寸には四季のものが五種。
竹筒の中には生卵と生野菜。
この上から源泉をかけ、発熱させて温泉卵を作るのです。
蟹刺身。
地元、兵庫県北部の香住の蟹です。
先ほどの温泉卵も出来上がりました。
温泉卵と一緒に温められた茶そば。
今度は目の前で、やはり香住の蟹を炭火で焼いてくれます。
お話好きの仲居さんは、郷土愛溢れる方で、城崎を含む兵庫県北部、昔で言う但馬国のお国自慢をお話ししてくださいます。
生蟹炭火焼きには塩味がついいています。
蟹は好物ですが、剥くのが大変。
これ位の量が丁度いい。
旅館の料理にはつきものの小鍋。
但馬牛のうどんすき一人鍋。
「おうどんとお麩は、後程お好みのタイミングで入れてくださいね」
との仲居さんの指示。
温物はお焦げ茶碗蒸し仕立て。
茶碗蒸しの上にお焦げがのって餡がかかっています。
これは美味しかった。
うどんすきも出来たようです。
好きなのですが、なかなかコンビニで見かけないアサヒの辛口焼酎ハイボール。
ドライクリアは、味のついていないプレーンなのがいい。
仲居さんが釜飯を持って来ました。
うすい豆の釜飯。
もう食べきれない感じです。
更にデザート。
団子は炙って黒蜜につけて食べます。
地元の人気ケーキ屋さんとのコラボだという桜ロール。
甘いものが苦手な私はとても食べきれませんでした。
食後に再び外湯めぐり。
明るく綺麗な城崎温泉駅。
駅前にある飲泉場で食後の胃の消化を助けるために一杯。
駅前のさとの湯。
営業時間が限られているので早めのチェックインが必要です。
ここは、ふれあいの湯というコンセプト。
列車待ちの時間でも使えそう。
1,400年前から温泉が湧き続ける城崎では古くから心身を癒す風土が育まれ受け継がれています。
そんな城崎らしさに現代性をプラスして誕生したのがさとの湯だとか。
ハーブの香りや滝の音も。
ジェットバスや、サウナも充実していて、機能性ではナンバーワンかもしれません。
昼間とはうって変わって、落ち着いた温泉街らしい雰囲気を感じる夜の城崎。
駅前でひと風呂浴びた後、風に吹かれてそぞろ歩きも楽しい。
合格祈願・交通安全、開運招福の湯。
江戸中期温泉医学の創始者後藤艮山の高弟香川修徳がその著「薬選」の中で当時新湯といったこの湯を、天下一と推賞したことから名づけられました。
桃山様式の歌舞伎座を思わせる建物で町の中央に位し、名実共に城崎温泉の象徴といえます。
ここの特徴は洞窟風呂。
大きな洞窟を模した内装はとてもユニーク。
六湯目。
本日最後は柳湯で締めくくり。
子授安産、子授けの湯。
中国の名勝西湖から移植した柳の木の下から湧き出たというのでこの名があります。
以前はこの裏側にあり、外傷やはれものに著効があったといわれています。
外湯七湯の中では最も小さく、そして熱いお湯。
檜の浴槽の香が心地良い。
一日で六湯。
指紋が無くなるくらい温泉を堪能しました。
後は宿に帰って一杯飲んで寝るだけです。
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川口屋リバーサイドホテル (旅館 / 城崎温泉駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
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