既に14時半近く。
腹ペコです。
駅の真正面にあるこの古い立派な建物が、本日のランチを頂くお店。
右手側は旅館になっています。
左手側は食堂の厨房。
駅前の一等地、角に面した部分が食堂です。
富田屋と書いて「とんだや」と読みます。
夜は大衆居酒屋となるのでしょう。
バイクで来たので飲めないのが残念です。
入口で名前を書いて待ちます。
呼ばれて中に入ると、この状態。
日曜の昼から宮津市民老若男女が集って昼酒を飲んでいます。
素晴らしい店、素晴らしい町。
定食もありますが、ホワイトボードに書かれた一品の品数の豊富さには驚きます。
この中から見繕ってビールが飲めたら、どれほど幸せなことでしょう。
残念を通り越して、無念でなりません。
奇妙な形のテーブルが店内狭しと並んでいます。
その一角に相席でのご案内となりました。
ふと見れば、私の真横には瓶ビールの入った冷蔵庫。
お預けです。
一泊二食で5,000円。
いつか電車で来てみたい。
私のすぐ後ろは厨房でした。
出来た料理を忙しそうに運ぶおばさんたち。
何とも味わい深い大衆食堂です。
夜もきっと賑わうのでしょう。
当然、地元の人は代行運転のはず。
メニューの裏にこんなことが書いてありました。
「先ず一杯。汽車待ち二杯、味で三杯」
字余りですが、素晴らしいキャッチコピーです。
休日のせいか、昼酒のお客さんが多く、一品の追加注文が乱れ飛び厨房もホール係りも大混乱の様子。
「今日は混んでるんで、ちょっとお待ちいただきますね」
と言われた私の刺身定食は、それでも10分ほどで出てきました。
美味しそうな盛り合わせです。
ご飯はデフォルト大盛りですが、刺身の量に比べれば、足りないかもしれません。
マグロの甘辛煮でしょか。
ふりかけ的にごはんのおかずになりそうです。
味噌汁のワカメは煮詰まって色が変わっています。
これでこそ大衆食堂。
こうでなくては、困ります。
沢庵もしっかりと黄色。
改めて刺身のネタを確かめます。
タイやブリなど、いいところが入っています。
しっかりとサザエまで。
山葵醤油につけて即席海鮮丼です。
更にはマグロ煮もオン・ザ・ライス。
ブリの切れ端が海苔巻きになっていました。
旨い。
大好物のサザエ。
あっという間に平らげました。
刺身が多すぎて、後半はご飯が足りなくなるという嬉しい悲鳴です。
フェイスブックを見た友人から
「伊根にいるんですか?だったら宮津のいわし寿司をおみやげに買って帰ってください」
という情報がもたらされました。
早速行動開始です。
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富田屋 (魚介・海鮮料理 / 宮津駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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