2015年5月10日日曜日

全国的に有名な房総のB級グルメ勝浦タンタンメンを「ぴかいちラーメン」で。久し振りの房総半島一周ドライブ

月に一度の本社出張で千葉の留守宅へ。
今日は天気が良いので、久し振りにドライブに行こうということになりました。
もちろん、何か旨いものを食べることは欠かせません。
いろんな意見が出ましたが、結局勝浦タンタン麺を食べることに。
房総のB級グルメですが、B-1グランプリで入賞を果たすなど、全国区のB級グルメとして知られています。
私は過去、4、5軒の店で食べたことがありますが、今回は私の希望で、未食のぴかいちラーメンをピックアップしました。

国道297号線、通称大多喜街道沿いにあります。
近くには名店はらだや地元の人気店ラーメン松野屋、そして「元祖勝タン」と言われる江ざわも移転してきて、しのぎを削るエリア。
しかし、私はそのいずれも訪問済み。
そこで今日はこの店となった次第。


元々勝浦の店ではないそうですが、当地で営業を始めてから勝浦タンタン麺を始めたと聞きます。
元ドライブインのような外観。
居抜きで営業をしているのでしょう。


自家製麺がウリ。


そして、美川憲一はるな愛が食べに来た、というのもウリのようです。


11時半の開店5分前に着きましたが、一番乗りで拍子抜け。
奥さんに招じ入れられて店内に入ると、そのB-1グランプリ受賞のお知らせとともに、美川憲一はるな愛が食べに来たという証拠写真も飾られていました。


更には、何やら漫画で紹介されたらしいのか、その漫画のコピーも貼られていました。


改めて店内を見回すと、ずいぶんと生活感があります。
ゆったりしたペースで厨房を預かる店主と、ホール係の小柄な奥さんの老夫婦。


ふと壁の時計を見ると、購入時の値段シールが貼られたままで、時刻が見にくくなっています。
しかし、そんな小さなことを気にするご夫婦では無いようです。


「ぴかいち」という店名は、店主のこだわりからきているのかと思わせる口上。


ラーメンの種類は、その店名を冠したぴかいちらーめんを始め、勝浦タンタンメンやその他一般的なラーメンのラインナップも揃っています。
勝浦タンタンメンの専業ではなく、総合ラーメン店。
「このぴかいちラーメンというのは辛いのですか?」
と奥さんに尋ねました。
「いえ、それは辛く無いです。辛いのは勝浦タンタンメン。後は激ネギラーメンとかも辛いですね」
「じゃあ、勝浦タンタンメンで。普通より辛くできますか?」
「できますよ」
オーダーは完了です。


奥さんは、ちょこまかと動き回っていますが、どうも段取りがそれほど良くないようです。私たちの後に来た5人連れのファミリー客への応対にてんてこ舞いで、私たちへの水を出し忘れています。
一方、厨房のご主人は実にスロー。
まるで能を舞うかのごとくゆっくりとした動き。
チャーシューを切るたびに、切れ端を口に含んでモグモグしています。
これは癖のようです。
あまりにスローなので、湯切りも十分出来ているのか心配になります。
具をのせるのがゆっくりなので、妻は麺が伸びないかと心配しています。
我々のそんな心配を他所に、 オーダー20分後に私たちのラーメンが出来上がりました。

息子が頼んが勝浦タンタンチャーシュー


妻と私が頼んだ勝浦タンタンメン
もちろんいずれも辛さマシ。


たっぷりのラー油とたまねぎが勝タンの基本条件。
後はそれぞれの店の創意工夫です。


これは豆板醤かラー油の唐辛子でしょうか。
これが辛さマシの証。


まずはスープを一口。
炒めた挽肉と玉葱からくる甘みが優るのか、辛さマシの割にはそれほど辛いとは思いません。


自家製麺を啜ってみます。
やや角のある歯ざわりの麺。
喉越しは悪くありませんが、自家製麺としての個性は感じません。


チャーシューは薄くスライスされたものが、かなりの枚数入っています。
柔らかく口の中で崩れていくような食感。


「大して辛くないな」
と思って食べ進みましたが、中盤から汗が噴き出してきました。


50も過ぎてこれを完飲したら、さすがにマズかろう、とここで断念。
もっとも、汗だくなのでこれ以上は飲めなかったというのが本音ではあります。




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ぴかいちラーメンラーメン / 勝浦市その他)

昼総合点★★★☆☆ 3.0


せっかく勝浦まで来たので、久し振りに房総半島をぐるっと回ってみようということになりました。
私は自転車やバイクのツーリングなどで、大阪転勤前までは何度か来ていますが、家族と一緒にドライブするのはおそらく10年ぶり。

勝浦海中公園
沖にある海中展望塔から水面下に下り、あたかも潜水艇の中から覗くように海を泳ぐ魚を見ることができます。
今日一緒に来た三男がまだベビーカーの頃ですから20年前でしょうか。
妻も景色を見て、ここに来たことを思い出しました。
あの時は曇っていて、水中があまり見えなかったことまで思い出しました。


破産により廃業して、すっかり廃墟となった行川アイランド
確か、同じ旅行でここにも立ち寄りました。


このトンネルの向こうが、海に向かって斜面になっていて、山の上から海側にたくさんのフラミンゴが舞い降りてくるショーを見ました。
子供たちに、そんな思い出が記憶のどこかに刻まれていれば嬉しいのですが。


道の駅ちくら 潮風王国からの太平洋の眺め。
ここはサイクルイベント「ツール・ド・ちば」で何度が来ていて、私には馴染み深い場所。
妻の記憶は曖昧でした。


施設内に展示してあるこの船で、長男と次男が走り回っていたのですが。


更に南へ。
房総半島最南端、野島崎灯台


雄大な太平洋の眺め。
今日は日に焼けたかもしれません。


近くで干物屋を見つけました。
今晩のお土産を物色。
白浜ひものセンター


軒先で天日干し。
これは旨そうです。


カマスの丸干しというのが気になります。


同じく天日干しの真あじの干物も買いました。
房総らしいお土産です。


帰りは内房回り。
館山自動車道経由で自宅へ。
大した渋滞もなく、スムーズに帰れました。

帰宅して戦利品を妻が調理。
カマスの丸干しはメザシのような味わい。
アタマはもちろん骨まで全部食べられました。
初めて食べましたが、これは旨い。


そしてアジの干物。
身が大きく、脂ものっています。
口に含めば柔らかく、天日干しの加減も丁度いい。


やはり途中の道の駅 たけゆらの里おおたきで買った淡竹(はちく)若竹煮竹の子ご飯に。


随分久し振りの家族のドライブ。
旅行というほどではありませんが、懐かしい思い出が蘇った一日でした。



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白浜ひものセンターその他 / 南房総市その他)

昼総合点★★★☆☆ 3.3



 

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