とY部長。
「とんかつかぁ。堂島かつの位しか思いつかないよなぁ」
と私。
「ずっと探してるんですけど、見当たらないんです。でも、昨日水曜カレーを食べに行った帰りに良さそうな店を見つけたんです」
店の名前は覚えていないけれど、近くに行けばわかると彼が言うので、M部長、F君と四人で永楽町通を東へと歩きます。
しかし、その店epais(エペ)を覗くと、ランチも要予約だと言われました。
「とんかつ食べるのに、予約は無いよなぁ」
ほぼ御堂筋まで来てしまった我々は、口の中も胃袋もとんかつの気分。
「どっかない?とんかつ」
とF君に尋ねます。
「うーんっと。。。山守屋はどうですか?とんかつがあるかどうかはわかりませんけど、揚物はありますよ」
「そうだな。行ってみよう」
F君と私は山守屋が何たるかはもちろんわかっていますが、M部長とY部長は初めてなので店名だけでは想像がつかないようです。
「『山盛』って、量が多いんですか?
とM部長。
「いや、その『山盛』じゃないよ」
そんな話をしているうちに店に着きました。
洋食の店山守屋。
決して山盛ではありません。
表にはアラカルトメニュー。
店内は満席。
フットワークのいいホール係の男性が
「申し訳ありません!」
と一旦我々をカウンターに座らせてから、空いた4人がけのテーブルに案内してくれました。
今時珍しい白いシャツに黒のベストのウエイタースタイルに身を包んだ、とても愛想のいい初老の方。
結局全員ランチにしました。
880円でライスとスープがついたミンチカツが今日の日替わり。
スープの後、程なく料理が運ばれてきました。
ライスはデフォルトでこの量。
少なくしてもらえば良かったかな。
ドーンと大きな揚げたてのミンチカツ。
デミグラスソースがかかっています。
キャベツの千切りとトマトスライス。
そして大好物のマカロニサラダも添えられています。
肉厚なミンチカツの断面。
もちろんオン・ザ・ライスで。
昔懐かしい洋食屋さん。
若い人も結構来ている人気のお店です。
単品で頼むと意外と高いですが、ランチならリーズナブル。
後で調べてみたら、2012年5月に訪問して以来3年ぶりの山守屋でした。
それだけ私も大阪に長くいるんだな、と改めて実感しました。
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