しかし、その場所を訪ねても、店が実在するのは一か所だけ。
他の二軒は、評価が高いものの、その場所にはありません。
同じ店のようですが、住所の異なるレビューがあるのでしょうか。
信州そば 御岳さん。
この店は昔から知っている店。
とはいえ未訪でしたので、入ってみます。
今時珍しい現物のサンプル。
本日のサービスという850円ランチがお得なようです。
おでんがあって、夜は一杯できるよう。
やたらとメニューがあり、混乱しますが、皆さん本日のサービスを食べています。
「カツ丼とそばのセットがお得じゃないですか?」
とM部長。
二人ともそれにしました。
「おそばは冷たいのできる?」
と私はご年配のお母さんに尋ねます。
「はい、大丈夫ですよ」
とにこやかで丁寧な接客。
それに相乗りするように、我々の前にカツ丼セットを注文した男性の一人が
「私も冷たいのにしてください」
と乗ってきました。
「あ、でももう作っちゃってるかもしれないから、できなかったらごめんなさい」
いくらなんでも、まだ作ってないだろうと思いましたが、そのことを告げに奥さんが奥の厨房に行くと、ご主人と思しき男性が、奥さんを猛烈に罵倒しています。
「そんなもん、できるわけないやろ」的な発言です。
奥さんは厨房から転がり出るように出てきて、先のお客さんに平身低頭。
更に、奥で男性の怒鳴り声が聞こえます。
どうやら、我々の前に注文を受けた三人連れのかつ丼セットで、カツが決まりになったようです。
奥さんがご主人に謝りながら、我々の所に戻ってきました。
「ごめんなさい。カツが終わっちゃったんです。申し訳ないですけど、他のものにしていただけませんか」
まだ一回転目のお客さんのはずなのに、おススメの本日のランチが売り切れるとは、どういう仕入れなのでしょう。
想定外の展開に我々も戸惑いましたが、M部長は梅とじそば、私は冷したぬきにしました。
「本当にごめんなさいね」
と何度も謝りながらお母さんが持って来てくれた冷したぬき。
自分で頼んでおいて、今頃気が付きましたが、大阪で「たぬき」といえば「きつねがのった蕎麦」のこと。
蕎麦を食べたかったので、それは合っていますが、油揚げは想定外。
そして、本来のっていない筈の天かすものっているので、私はかなり混乱しました。
自分が食べたかったものが半分当たっていると思うべきなのか、きつねがのっている分得したと思うべきなのか釈然としないまま、食べ始めます。
天かすが妙に温かいのに驚きました。
揚げたてなのでしょうか。
「これは冷しむじなって言うんだよなぁ」
と、築地時代に足繁く通った下町蕎麦屋の冷しむじなを思い出しました。
一回転目の集団が帰りましたが、お母さんは後から来たお客さんの対応でてんてこ舞い。
食べ終わった丼を下げる余裕もありません。
そして、注文を告げに厨房に言っては、また怒鳴られています。
挙句、鬼のような顔をしたご主人が奥から現れ、表に出て行って、カツ丼の見本を下げました。
「どうしてこの店が、こんな新地の一等地にあり続けるんだろう」
と、微妙に美味しくない蕎麦をすすりながら考えました。
「きっと土地を持ってるんじゃないですか」
とM部長。
私は、ご主人にもお客にも頭を下げて謝りまくるお母さんが可哀そうでなりません。
蕎麦の味以上に後味の悪いランチとなりました。
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信州そば 御岳さん (そば(蕎麦) / 大江橋駅、北新地駅、渡辺橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.0
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