2015年10月15日木曜日

久し振りの「夜玉」は、思わぬ出会いと、新しい出会い。お料理とお酒以上のものが持って帰れる会員制小料理バー、新地「玉鬘」

今日は残業になりました。
先週一週間ツーリングでお休みをいただいたので、仕事が溜まっていて、ランチも抜き。
美味しいものを色々食べたいし、ガッツリ飲みたいな、と思って新地の玉鬘に足を向けました。


店を覗くと、カウンターにはなんとよく知った顔。
飲み友達のみずちゃんとゆうちゃんが二人並んで座っています。
お互いにビックサプライズ。


思わぬ展開ですが、まずは乾杯。


すでにおまかせがスタートしている二人に追いつくように、ママから続々と料理が供されます。
もちろん手は動いていますので、仕事は早いのですが、それ以上に口も動いています。


鯛のお造りは、玉鬘名物「消しゴム切り」という分厚いブロック。


れんこん


「ほれ、これ美味しそうやろ。中央でも入る日が限られてんねん」
とママ。
中央市場の良いネタを仕入れ、惜しげも無く振る舞ってくれます。


焼しいたけ
グルメなみずちゃんは、しいたけの香りと水分の関係について持論を展開。
物知りで詳しいのですが、それを自慢するのではない嫌味の無いトークはいつ聞いても楽しい。


蟹とイクラ


いつものことながら、お盆の上は、あっという間にいっぱいです。


こういうラインナップだと、やはり日本酒。
北陸ツーリング以来、日本酒づいています。
滋賀の喜楽長
辛口純米吟醸です。


いよいよシーズン到来のカキ。
大好物なので嬉しい。


プリプリ。
お酒と喧嘩しないように、常温の水で洗ってから出してくれているのを見破るみずちゃん。


ママの創作はとてもユニーク。
その日の食材を組み合わせて、いろんなプレゼンテーションを考えます。
今度は山形だしをのせて。
さすが彼女がよく自慢するだけある、主婦の知恵。


ご常連さんのからの頂き物のお相伴に預かることにします。
カキには泡がいいでしょう。
獺祭スパークリング


もうワンラウンド、しいたけ
今度は塩で。


お浸し生しらすと、お酒に合うおつまみがどんどん出て来ます。
調子にのって私も盃を重ねますが、ちょっと危険かも。


ドーンと出てきたのは、高級食材のアワビ。


女性陣がアワビをつついています。
反応して、ピクピク動いています。
「どないして、料理しましょうかね」
「いっぱいあるから、いろんなんでしてよ」
と皆わがままな注文。


「お口直しで」
と出された冷しトマト
生野菜には過剰に反応する私。
嬉しい。


お酒は飛露喜の特別純米生詰。
ゆうちゃんが好きな福島県会津の銘酒。



美しいボヘミアングラスで。


アワビは、最初はバター炒めで出て来ました。
ふんだんにバターを使っているので、リッチな味わい。
カキも添えられて、贅沢な一品。


「赤ワインが飲みたくなるな」
というみずちゃんのリクエストにママが応えます。
ドラえもんのポケットのようになんでも出てくる冷蔵庫から、チリのカベルネ、ラヴィリンス


アワビは続いてお造りで。
ウニ添え


はみんなで分けました。


「今日の締めはパスタにします。絶倫パスタやで」


アワビとニンニクがたっぷり。
なるほど、絶倫。


お箸で啜れば、ラーメン感覚。


デザートは栗。
甘いものに疎い私は、有名なお店のものだとしかわかりませんでした。



私たち三人が盛り上がっていた中盤から男性紳士お一人様が二組来店。
もちろんご常連さんです。
この店に集う人は、美味しい食べ物とお酒、そしてグルメ談義が大好き。
いろんな話題で盛り上がりましたが、そのお二人はなんと私のブログを愛読いただいている方でした。
「キャノンデールさん、ですよね?」
思わぬところで名刺交換。
確かに、最近コメントを下さるフォロワーさんでした。
「そのうち、玉鬘ホワイトラベルでお会いするかもしれませんね」
とおっしゃていた通り。
ママをハブにして、友達の輪が広がる不思議なお店。
美味しいお料理とお酒以上のお土産を、毎回持って帰ることが出来るのです。



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