同僚のY部長の東京帰任と若手のF君の東京転勤が発表になりました。
Y部長は私より後に大阪に来て、2年。
F君は4月に支社の営業から異動してわずか半年。
私より後に来た人が、私より先に転勤していなくなるのは、これで4人目です。
異動の発表があった日は、必ずその部員を誘って一杯飲むのが私のポリシー。
今日は、二人の帰宅ルートを考えて西側の店にしました。
タクシーで野田阪神へ。
まぐろ・ふぐ 満海。
暖簾をくぐって店に入ると、常連の同期のM君がいました。
我々三人は奥のテーブル席に座って、生ビールで乾杯。
メニューは定番もありますが、基本的にはホワイトボード。
驚くべき鮮度の刺身が、驚くべき価格で供されます。
そして、注意しなければいけないのは、どんどんネタが売り切れていくことです。
これは、と思ったらすぐ注文。
あんこう鍋が飲み放題付きで5,500円とは驚きです。
とりあえずのポテサラ。
名物のマグロは赤身と中トロの二種盛り。
旬の生サンマも外せません。
生ビールはあっという間に飲んでしまい、プレーン酎ハイにチェンジ。
赤貝。
これで600円。
アンコウ肝ポンズは500円です。
今度は角ハイボール。
マグロをもうワンラウンド。
なかなかの中トロです。
Y部長が所望したうなぎ肝焼は私も好物。
カンパチは私がオーダー。
実にいい展開です。
もう少し頼みましょう。
サーモン。
脂がのってトロトロです。
日本酒派のY部長につられて、私も日本酒。
何といっても、魚には日本酒というのは、今回の北陸ツーリングでも、改めて実感。
雪の松島。
焼物を頼みました。
銀ダラ味噌漬け。
実に旨い。
再び角ハイボールに戻ります。
いささかオジサンモードですが、本社に戻るY部長と、初めて転勤を経験するF君に、それぞれ先輩としてアドバイス。
それぞれに、新しい環境、新しいポジションで仕事に取り組むことになります。
異動は12月ですが、引越やら引継やらでバタバタしますから、時間はあるようで、ありません。
心機一転とはよく言ったもの。
Y部長は古巣、F君は初めての本社ですが、気持ちも新たに活躍して欲しいと思いました。
Y部長、F君と別れて、私は一人野田阪神の交差点を渡ります。
地獄谷へ。
今日は、いつも出てくる道から、逆のアプローチ。
酒縁 ゆるりの赤ちょうちんが見えました。
5人しか座れない狭い店。
先客は若い男性一人。
時期物のひやおろし。
北陸ツーリングから帰ったばかりの私は、富山の成政に目が留まりました。
まさに私が訪ねた南砺の酒蔵です。
雄山錦の純米ひやおろし。
純米酒独特の力強さとほんのり香る熟成香。
アテは、カウンターにあった丹波黒豆の焼き枝豆。
枝豆を摘まみながら、北陸ツーリングの思い出話。
マスターとはフェイスブックでお友だちなので、私のツーリングの顛末をご存知。
旨い料理や、出会った居酒屋の話など、ほとんど私がしゃべりまくり。
料理や店の嗜好が近いので、話が合うのです。
もちろん、マスターが聞き上手だからでもあるのですが。
もう一丁ひやおろし。
山形の東北泉を勧めてくれました。
広島生まれの八反錦を100%使用した意欲作。
濃醇で辛口の酒ですが、旨味と香りが非常によくバランスした絶妙な純米。
話は弾み、居酒屋談義から、バイク談義へ。
「私も免許取ろうかなぁ」
とまでマスターも気になってきたようです。
ひやおろしを二杯のみ、好きなだけ自分の話を聞いてもらってご機嫌な気分。
しかし、この後、家に帰ってから寝落ちすることになるのです。
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