その彼女が「間違いないですよ」と推奨する神田の焼鳥店を、出張に合わせて調査することにしました。
前回も、新橋の清水aburiを紹介頂いて、その内容に大満足。
今日の調査対象は、神田駅西口から西口商店街を西へ。
商店街を抜けた外堀通りに面したビルの地下。
今日は飲み友達で大食いのNちゃんと待ち合わせ。
炭火やき鳥中むら。
予約の電話を入れた時に
「その日は10名様が二組で、カウンター席しかないんです」
と申し訳なさそうなお店の方のお話でしたが、私の感覚では、焼鳥はカウンターに座って、焼鳥が出来るのを見ながら食べるもの、と思っていたので違和感を感じていました。
しかし、それはお店に入って納得。
カウンターはとても狭く、しかもその日は、団体向けのテーブルレイアウトになっていたため。本当に我々二人以外は座れない状況だったのです。
とはいえ、そんなことは全く気にならないので、まずは生ビールで、久し振りの再会を乾杯。
突出しも出て来ました。
私のすぐ右手が焼き台。
ハンバーグのような巨大なつくねを焼いています。
あれは、後で絶対頼まなければ。
メニューを眺めます。
焼鳥はお任せはないそうで、好みのものを一本から頼めるスタイル。
それはそれで楽しい。
メニューの中から、とりあえず完熟トマト。
不摂生な私たちに共通のキーワードは生野菜。
焼物はぼんじりとレバーからスタートです。
塩にしてもらったぼんじりは、すばらしく脂がのってプリプリ。
レバーはもちろんタレで。
ひとつひとつが大きく、そして絶妙のレア。
口の中で蕩けるような食感です。
一気にビールを空けたので、二杯目は酎ハイ。
甘くも酸っぱくもないプレーンが私の好み。
一品から、冷やしささみ。
たっぷりのオニオンスライスに二人とも大興奮。
生野菜に対して過剰反応です。
ガーリックチップと一緒にポン酢で。
さっぱり。
しいたけも意見が一致。
細削りのかつお節が椎茸の上で踊っています。
ドリンクはハイボールにしました。
富士山麓 樽熟50°なので、 危険です。
これまた意見が一致したマカポテサラダ。
マカサラとポテサラが合体した、酒飲みが泣いて喜ぶ夢のような料理。
ここで、しばらく前に頼んであった黄身つくねが焼きあがりました。
驚くべきビッグサイズ。
つくねというよりは、どうみてもジャンボハンバーグ。
これで390円。
巨大ですが、じっくりと焼き上げ、しっかりと中まで火が通っています。
フェイスブックのたまご同好会でも友だちのNちゃんの見事な箸捌きによる、温玉の流出動画。
早速たまごに絡めて頂きます。
みっしりと詰まった鶏肉は、弾き返すような歯応えです。
こちらはせせり。
これも驚きの大きさです。
一本150円ですが、この店は2人に一本でちょうどいいのでは、と思ってしまいます。
カリッと焼けた皮は脂がたっぷり。
これは旨い。
新幹線まで、まだ1時間くらい飲めそうです。
再び酎ハイ。
さすがに大食いの我々二人をもってしても、かなりの胃部膨満感。
焼鳥を食べるペースもグッと落ちて、まるで塩辛でもつまみながら飲むようなペースになってきました。
焼鳥はまだ残っているので、ここは日本酒を頂くことにします。
北陸ツーリング以来の日本酒マイブーム。
富山の純米吟醸幻の瀧。
「日本酒にはこれが合いますよ」
とNちゃんがセレクトしたなすの揚げびたし。
しかし、厨房が混んでいて出て来た時には、私はもう店を出なければならない時間。
慌てて一口だけ食べて、口の中をヤケドしました。
二人でしっかりお酒も飲み、お腹いっぱい食べたのに、想定外にお安いお会計。
Nちゃんとの再会を約し、私は外堀通りで客待ちをしていたタクシーに飛び乗りました。
心得た運転手さんは、日本橋口に車をつけてくれました。
新幹線ホームはここからすぐ。
結局最終。
何度も乗ったのぞみ265号です。
残念ながら茹で卵を売っている売店は15号車近くには無く、いつもの水割りだけ買って乗車。
静岡あたりから名古屋までは寝ていたようです。
新大阪に着いたのはもう0時近く。
今日は5時半に起きて、とても長い一日でした。
やはり出張は疲れます。
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中むら (焼き鳥 / 神田駅、小川町駅、淡路町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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