今日は東京に転勤した大阪時代の飲み友達のIさんと浅草橋ではしご酒。
いい気分でお別れした後、深夜バスで遠距離の自宅へ帰るために東京駅に来ました。
バス停に向かう途中にある最終トラップ、富士そば八重洲口店。
酎ハイを飲み過ぎて気が大きくなっていた私は、気がつけば券売機の前に立っていました。
「あんまり具をたくさんた食べてはいけないな」
と思ったのでしょう。
「でも、かけではつまらないな」
とも思ったのでしょう。
たぬきそばのボタンを押していました。
蕎麦を受け取って窓際のカウンター席に座ると、なぜかちくわ天がのっていました。
食券はたぬきそばだったはず。
サービスでちくわ天をくれるはずがありませんから、 カウンターでちくわ天を現金で購入していたのでしょう。
そばが見えないほど丼一面を天ぷらが覆っていました。
とはいえ、好物ですからかなり嬉しかった気がします。
天かすをかき分けて蕎麦を手繰りました。
ズルズルと蕎麦を啜りました。
バスの発車の時間が気になって、時計を何度か見た気がします。
「こんな時間にこんな場所でこんなものを」
と思った気がします。
「24時間も開いているから、こんなことになるんだ」
と逆恨みのようなことを思った気もします。
完食完飲を旨とする私も
「飲んだらあかん。飲んだら」
と上田正樹の「悲しい色やね」の歌詞に似たフレーズが脳裏をよぎった気がします。
とはいえ飲み干したはずですが、その写真はありませんでした。
それでもちゃんと留守宅に帰り、風呂に入ったようです。
朝目覚たら、珍しく二日酔いでした。
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2015年4月17日金曜日
久し振りの浅草橋でかつての飲み仲間とハシゴ酒② 二軒目はお気に入りの「西口やきとん」で皿なんこつともつ焼きとホイスハイ
興が乗ってきたところで、二軒目です。
総武線沿いに秋葉原に向かって歩きます。
浅草橋といえばここ。
西口やきとん。
もつ焼き立ち飲みの名店ですが、奥は簡易のテーブルと丸いパイプ椅子で座れるようになっています。
私達は辛うじて一つだけ空いていたテーブル席に案内されました。
ずいぶん久し振りですが、金曜日のせいなのか、時代の変化なのか、若いグループの宴会で賑わっています。
私のようなおじさんの聖地だったはずなので、ちょっと面食らいました。
メニューを眺めるまでも無いほど酒も料理も覚えているのですが、念のため再確認。
ホイスハイと決めていました。
戦後の混乱期にウイスキーの代用飲料として生まれた、とされていますが、薬草成分を含んだアブサン的な飲料であるとか、戦後の低品質の焼酎を誤魔化すための割物である、など諸説があり出自は判然としません。
真相はどうあれ、私にとっては昭和の味ならそれで良し、なのです。
再び乾杯。
馬が合うIさんと久し振りに飲めて、今宵は実に楽しい酒です。
名物の皿なんこつとマカサラをスターターで。
この軟骨のプルプルなコラーゲン。
今日来ている若い女性たちは美肌効果があると信じてこれを食べているのかもしれませんが、私のようなオジサンは、関節の老化を防ぐ効果があるのでは、と期待したりして。
既に売り切れていたシロやタンは諦めて、ガツ、ハツ、カシラを頼みました。
非常にいい展開となってきました。
私は緑茶割りに切り替え。
久しぶりの東京居酒屋飲みで、今日はとても楽しい。
壁に貼られているメニュー群も見落としてはいけません。
そんな中からたまご好きの私は煮玉子をチョイス。
食べ終わった串で裂いてみました。
素晴らしい断面。
メニューに書いてある甘辛煮からは想像がつきませんでしたが、おでんもどきが出てきました。
Iさんが猛烈に気に入った皿なんこつを再び。
再び素晴らしい光景。
Iさんはカチワリワイン。
これをフランスパンにのせて。
B級グルメとはまさにこういうこと。
煮玉子のダシにも浸けてみました。
せっかくこの店に来たのですから、バイスサワー。
炭酸や割物で知られるコダマ飲料の製品ですが、置いてあるところは随分減りました。
近況の確認後は、お互いの会社の話から、世相を切る話まで実に多様。
地元南森町のホワイトラベルでよく語り合ったことを思い出しました。
珍しくIさんが酔ってきたようです。
そろそろお開きにしましょう。
それほど家が遠くない彼はタクシーで帰ります。
同じ業界で馬の合うIさんとは今後もプライベートで親しくお付き合いしたい方。
「また、是非飲みましょう。立石でも神田でも、もちろん南森町でも」
と握手を求め、タクシーを見送り、私は浅草橋から山手線に乗りました。
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総武線沿いに秋葉原に向かって歩きます。
浅草橋といえばここ。
西口やきとん。
もつ焼き立ち飲みの名店ですが、奥は簡易のテーブルと丸いパイプ椅子で座れるようになっています。
私達は辛うじて一つだけ空いていたテーブル席に案内されました。
ずいぶん久し振りですが、金曜日のせいなのか、時代の変化なのか、若いグループの宴会で賑わっています。
私のようなおじさんの聖地だったはずなので、ちょっと面食らいました。
メニューを眺めるまでも無いほど酒も料理も覚えているのですが、念のため再確認。
ホイスハイと決めていました。
戦後の混乱期にウイスキーの代用飲料として生まれた、とされていますが、薬草成分を含んだアブサン的な飲料であるとか、戦後の低品質の焼酎を誤魔化すための割物である、など諸説があり出自は判然としません。
真相はどうあれ、私にとっては昭和の味ならそれで良し、なのです。
再び乾杯。
馬が合うIさんと久し振りに飲めて、今宵は実に楽しい酒です。
名物の皿なんこつとマカサラをスターターで。
この軟骨のプルプルなコラーゲン。
今日来ている若い女性たちは美肌効果があると信じてこれを食べているのかもしれませんが、私のようなオジサンは、関節の老化を防ぐ効果があるのでは、と期待したりして。
既に売り切れていたシロやタンは諦めて、ガツ、ハツ、カシラを頼みました。
非常にいい展開となってきました。
私は緑茶割りに切り替え。
久しぶりの東京居酒屋飲みで、今日はとても楽しい。
壁に貼られているメニュー群も見落としてはいけません。
そんな中からたまご好きの私は煮玉子をチョイス。
食べ終わった串で裂いてみました。
素晴らしい断面。
メニューに書いてある甘辛煮からは想像がつきませんでしたが、おでんもどきが出てきました。
Iさんが猛烈に気に入った皿なんこつを再び。
もう一つの名物はフランスパン。
再び素晴らしい光景。
Iさんはカチワリワイン。
これをフランスパンにのせて。
B級グルメとはまさにこういうこと。
煮玉子のダシにも浸けてみました。
せっかくこの店に来たのですから、バイスサワー。
炭酸や割物で知られるコダマ飲料の製品ですが、置いてあるところは随分減りました。
近況の確認後は、お互いの会社の話から、世相を切る話まで実に多様。
地元南森町のホワイトラベルでよく語り合ったことを思い出しました。
珍しくIさんが酔ってきたようです。
そろそろお開きにしましょう。
それほど家が遠くない彼はタクシーで帰ります。
同じ業界で馬の合うIさんとは今後もプライベートで親しくお付き合いしたい方。
「また、是非飲みましょう。立石でも神田でも、もちろん南森町でも」
と握手を求め、タクシーを見送り、私は浅草橋から山手線に乗りました。
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久し振りの浅草橋でかつての飲み仲間とハシゴ酒① 東京に転勤した飲み友達と久し振りの一献は昭和の大衆居酒屋「むつみ屋」から
今日は、昨夏に東京に転勤した大阪での飲み友達と久し振りの一献。
それならば、久し振りの店に行こうと選んだ場所は浅草橋。
ここは衣料関係を中心にした問屋街。
商売の街です。
天気予報が当たって、猛烈なにわか雨。
気温もぐっと下がりました。
駅のすぐ裏手の路地を入ります。
なつかしい看板が見えました。
昭和の面影をしっかりと残しているむつみ屋。
年季の入った木戸と、間口の広い玄関にかかった暖簾がなんとも渋い味わい。
ホッピーの看板。
妙に興奮してきました。
引き戸を開けると、そこは中年サラリーマンの社交場。
吉田類がフラっと現れてもおかしくない雰囲気です。
胴間声が天井に響き、時折笑い声も聞こえます。
日経平均が2万円を窺う勢いとはいえ、庶民派サラリーマンの懐にはその恩恵が及ぶべくもありません。
それでも楽しそうに飲んでいるご同輩を見ると、私も元気になります。
待ち合わせには私が先に到着しました。
もともと19時の待合せでしたが、私の大阪での仕事が長引き、30分遅らせてもらいました。
新幹線の車中からかけた電話でも、快く時間変更を受けてくれたお店。
こんなに満席なのに申し訳ない限りです。
しばらく待っていましたが、ビールくらいは飲んでもいいかな、とグラスに注いだところで待ち合わせの相手が木戸を開けて入ってきました。
「まだ0杯ですよね、それ!0杯でしょう?」
相変わらずのマシンガントーク、Iさんは登場から全開です。
まずは見繕って。
こういう店ではマストアイテムのまぐろぶつ。
空豆の塩茹で。
茹でたてが嬉しい。
この店は揚げ物が旨いのです。
自家製のコロッケとイカフライを頼みました。
昭和居酒屋らしい雰囲気になりました。
イカフライの衣はサクサク。
コロッケの芋の味加減が抜群です。
「最近の食べ物は、全部セブンイレブンが味の標準になってるからいかん。これはきちんと店の味が出てて旨い」
とトークも舌好調。
二杯目はホッピーのつもりでしたが、一ノ蔵の常温を頼むというIさんにつられて私もそれを。
今日の繁盛のせいか、てんてこ舞いの男性店員は、我々のオーダーを失念したのか、なかなか出てきません。
そこでホールを仕切る美人のお姉さんを捕まえて
「すいません、一ノ蔵まだなんですけど」
と声をかけました。
「ごめんなさい、今すぐ!」
いつもはツンデレの彼女も平身低頭です。
我々の隣に座っていた「社長」と呼ばれている紳士の奥さんが
「遅くなったんだからしっかり零しなさいよ」
といい合いの手を入れてくれました。
おかげで私の一ノ蔵はテーブルに零れそうなほどナミナミです。
下町居酒屋らしい楽しい掛け合い。
厚焼玉子。
実に絵になる風景。
名物のさくらさしを頼みました。
冬にはさくら鍋も食べられる店。
美しい色艶。
にんにくをたっぷりのせて。
明るく楽しい昭和下町酒場。
相変わらず引き込まれるIさんのトークに刺激され、私のエンジンも早々に暖まりました。
「そろそろ河岸を変えましょう」
お安いお会計を済ませ、 二軒目も私が大好きな店へと向かうことにしました。
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それならば、久し振りの店に行こうと選んだ場所は浅草橋。
ここは衣料関係を中心にした問屋街。
商売の街です。
天気予報が当たって、猛烈なにわか雨。
気温もぐっと下がりました。
駅のすぐ裏手の路地を入ります。
なつかしい看板が見えました。
昭和の面影をしっかりと残しているむつみ屋。
年季の入った木戸と、間口の広い玄関にかかった暖簾がなんとも渋い味わい。
ホッピーの看板。
妙に興奮してきました。
引き戸を開けると、そこは中年サラリーマンの社交場。
吉田類がフラっと現れてもおかしくない雰囲気です。
胴間声が天井に響き、時折笑い声も聞こえます。
日経平均が2万円を窺う勢いとはいえ、庶民派サラリーマンの懐にはその恩恵が及ぶべくもありません。
それでも楽しそうに飲んでいるご同輩を見ると、私も元気になります。
創業当時の写真でしょうか。
待ち合わせには私が先に到着しました。
もともと19時の待合せでしたが、私の大阪での仕事が長引き、30分遅らせてもらいました。
新幹線の車中からかけた電話でも、快く時間変更を受けてくれたお店。
こんなに満席なのに申し訳ない限りです。
しばらく待っていましたが、ビールくらいは飲んでもいいかな、とグラスに注いだところで待ち合わせの相手が木戸を開けて入ってきました。
「まだ0杯ですよね、それ!0杯でしょう?」
相変わらずのマシンガントーク、Iさんは登場から全開です。
まずは見繕って。
こういう店ではマストアイテムのまぐろぶつ。
空豆の塩茹で。
茹でたてが嬉しい。
この店は揚げ物が旨いのです。
自家製のコロッケとイカフライを頼みました。
昭和居酒屋らしい雰囲気になりました。
イカフライの衣はサクサク。
コロッケの芋の味加減が抜群です。
「最近の食べ物は、全部セブンイレブンが味の標準になってるからいかん。これはきちんと店の味が出てて旨い」
とトークも舌好調。
二杯目はホッピーのつもりでしたが、一ノ蔵の常温を頼むというIさんにつられて私もそれを。
今日の繁盛のせいか、てんてこ舞いの男性店員は、我々のオーダーを失念したのか、なかなか出てきません。
そこでホールを仕切る美人のお姉さんを捕まえて
「すいません、一ノ蔵まだなんですけど」
と声をかけました。
「ごめんなさい、今すぐ!」
いつもはツンデレの彼女も平身低頭です。
我々の隣に座っていた「社長」と呼ばれている紳士の奥さんが
「遅くなったんだからしっかり零しなさいよ」
といい合いの手を入れてくれました。
おかげで私の一ノ蔵はテーブルに零れそうなほどナミナミです。
下町居酒屋らしい楽しい掛け合い。
厚焼玉子。
実に絵になる風景。
名物のさくらさしを頼みました。
冬にはさくら鍋も食べられる店。
美しい色艶。
にんにくをたっぷりのせて。
明るく楽しい昭和下町酒場。
相変わらず引き込まれるIさんのトークに刺激され、私のエンジンも早々に暖まりました。
「そろそろ河岸を変えましょう」
お安いお会計を済ませ、 二軒目も私が大好きな店へと向かうことにしました。
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