2016年3月30日水曜日

7年ぶりに訪問したロメスパ的イタリアン、虎ノ門「ハングリータイガー」は、すっかり様変わり。ダニエルの中盛をしみじみと味わう

ずっと気になっていたのに、足が遠のいていたお店です。
新橋の会社から微妙に離れていることも、行列が長いことも、そして何より大阪に転勤していたことが理由です。
そして、実に7年ぶりに訪問し、店の場所が変わっていたことにも驚きました。


イタリアンレストランですから、こんな雰囲気の洒落た一軒家になっていたことに驚いてはいけないのですが、どうしてもそう感じてしまいます。
夜はなかなかの正統派イタリアンなのですが、ランチタイムはパスタという名のメガ盛りスパゲティを供する店。
中毒性の高いロメスパを求め、サラリーマン、OLが集まってくるのです。
12時少し前だったので、行列は10人ほど。
これなら、そんなに待たなくて済みそうです。


昔は口の悪い名物マダムが行列の客に悪態を吐きながら注文を取っていたのですが、今は若い女性アルバイトがにこやかに注文を聞いてくれます。
私には、同じ店とは思えません。


久しぶりの注文はダニエルの中盛


しかし店の前の張り紙には、あの名物マダムの魂が受け継がれているようです。


7、8分ほどで店内へ。
しかし、そこにもまだ行列です。
店内に並ばせるのは、行列客を利用した暗黙のプレッシャーを店側が計算しているから、と穿った見方をしてしまいます。


行列に並び始めて10分。
カウンター席に案内されました。


「男性の方は中盛か大盛をお勧めします」
という但し書きを見て、大盛にした方がよかったかな、とちょっと後悔。


広く綺麗になった厨房で大鍋を振るうスタッフを眺めているうちに、ダニエル中盛が運ばれて来ました。


持って来てくれたのは、懐かしいベテランのホール係の男性。
老けたとはいえ、彼はまだ元気に頑張っています。


ハム、ベーコン、卵のオリジナルカルボナーラ風。


卓上の粉チーズを、パスタならぬスパゲティにたっぷりと振りかけます。


早速懐かしい一品をいただくことにします。


たっぷりのラードで炒められたパスタは、濃い目の味付け。
柔らかめに茹でられた麺との絡みは、間違いなくロメスパの帝王ジャポネに伍する味。


かつては大盛を平らげていた私ですが、中盛でもやや多いくらい。


大盛だったらかなり苦しんでいたでしょう。


店を出ると行列は相当長くなっていました。
こうなると30分は待ちそうです。


最後に来た時は、脚の手術を受けると言っていた名物マダム。
元気なのかな、と気になりました。




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