押上で下りてお店へと歩きます。
今宵の会はもつ焼まるいで。
もつ好き、肉好きには知られた下町の人気店です。
今まで何回かトライしましたが、予約無しでは困難。
しかも予約も取りにくいとあって、ハードルの高いお店です。
焼台は表に面しています。
小さな窓からモクモクと煙が出ています。
少し早く着いたので、表の椅子に座って時間を潰します。
二階席に案内されました。
予約はカウンターと聞いていたのですが、カウンターのご常連さんがまだ席を立たないからでしょうか。
なんとも昭和な雰囲気が堪りません。
二階は大きな円卓が三台。
エアコンの無い部屋は、窓を開け放ち、換気扇がフル稼働。
しかし、一階の煙がそのまま二階にリサイクルされているのか、扇風機にはしっかりと脂がついています。
土壁は剥がれ、柱も襖も飴色。
私が大好きな佇まいにテンションが上がります。
卓上の調味料類。
まずは生ビールで乾杯です。
後輩のT女史と同期のY君。
ホルモン好き、下町居酒屋好きの3人です。
Tさんは二回来たことがあるそうです。
Y君は私同様初訪問。
彼もずっと来たかったらしく、二人ともテンションが上がっています。
突き出しはじゃがいも。
茹でて甘辛く味をつけたもの。
いきなり旨い。
馬刺しを頼みました。
1,800円ですが、驚くべき量。
そして、量もさることながら、この切り身の厚さに二度びっくり。
にんにく醤油とごま油塩で頂きます。
牛煮込み。
これも大盛なのに380円。
薄味の味噌仕立て。
生を二杯飲んだ後、酎ハイに切り替えました。
もちろんプレーンで。
強烈な泡が自慢のアズマ炭酸。
地元吾妻橋の興水舎。
ガツ刺しです。
480円。
鮮度の良さが歯応えからもわかるレベルの高さ。
旨いもつに一同盛り上がります。
ナカも炭酸もお代わり。
牛レバたれ焼き。
880円。
一人で来ていたら、とても食べきれません。
ここで既にギブアップでしょう。
一味を振って。
もちろん中はしっかりとレア。
ここでドリンクは角ハイボールにチェンジ。
再び乾杯です。
仔牛ステーキアボカドという料理。
焼台が混んでいたのか、かなり待ちました。
その名の通りステーキにアボカドを載せたもの。
100グラムあたり850円という、精肉店のような値付けです。
醤油を垂らして。
肉好きには堪らない、実に贅沢な気分。
まだ出てきていない料理が一品ありますが、時間がかかりそうです。
おしんこを頼みました。
屹立したナスの盛り付けには受けました。
ぬか漬けは自家製でしょう。
さすがに大量の肉攻めで胃も膨らみ、ペースも鈍ってきました。
オーダーしてあったラストの黒タンカルビ焼き。
肉厚のタン元です。
固めの肉質。
脂もしっかりとあって、ダイレクトな肉の旨味が感じられます。
もう一杯角ハイボールをお代わり。
相当飲みました。
19時から始まった会も、もう22時を回っています。
一階でお会計。
焼台ではご主人が白もつを焼いていました。
「ごちそうさま!美味しかったです。やっと来れたんですよ」
とお礼を言うと
「ちょっとこれ食べて行きなさいよ。タレ付けて食うと旨いんだよ。ウチの名物だよ」
と言って、差し出してくれました。
もとより白タレ焼きは好物ですが、鮮度と処理の良さがわかる食味食感と、素晴らしく旨いタレのコラボに感動。
思わぬデザートのサービスに一同感謝です。
カウンターの向かいの壁にかけられている年季の入ったハワイの写真の出自をご主人に尋ねると、
「33年前の開店祝いに貰ったんですよ」
笑いながら答えます。
33年前は、まだハワイも憧れの地。
そして、33年前と言えば、私が入社した年です。
いつの間にか、私もこの店のように昭和の脂が染みついた旧い人間になったのでしょう。
それも味があっていいではないか、と自分に言い聞かせます。
店を出ると、目の前にはスカイツリー。
33年前には、こんなものがこの下町に建つとは思わなかったな、と思いながら押上駅へと歩きました。
関連ランキング:ホルモン | 押上駅、とうきょうスカイツリー駅、本所吾妻橋駅
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まるい (ホルモン / 押上駅、とうきょうスカイツリー駅、本所吾妻橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
小さな窓からモクモクと煙が出ています。
少し早く着いたので、表の椅子に座って時間を潰します。
予約はカウンターと聞いていたのですが、カウンターのご常連さんがまだ席を立たないからでしょうか。
なんとも昭和な雰囲気が堪りません。
二階は大きな円卓が三台。
エアコンの無い部屋は、窓を開け放ち、換気扇がフル稼働。
しかし、一階の煙がそのまま二階にリサイクルされているのか、扇風機にはしっかりと脂がついています。
土壁は剥がれ、柱も襖も飴色。
私が大好きな佇まいにテンションが上がります。
卓上の調味料類。
まずは生ビールで乾杯です。
後輩のT女史と同期のY君。
ホルモン好き、下町居酒屋好きの3人です。
Tさんは二回来たことがあるそうです。
Y君は私同様初訪問。
彼もずっと来たかったらしく、二人ともテンションが上がっています。
突き出しはじゃがいも。
茹でて甘辛く味をつけたもの。
いきなり旨い。
馬刺しを頼みました。
1,800円ですが、驚くべき量。
そして、量もさることながら、この切り身の厚さに二度びっくり。
にんにく醤油とごま油塩で頂きます。
牛煮込み。
これも大盛なのに380円。
薄味の味噌仕立て。
生を二杯飲んだ後、酎ハイに切り替えました。
もちろんプレーンで。
強烈な泡が自慢のアズマ炭酸。
地元吾妻橋の興水舎。
ガツ刺しです。
480円。
鮮度の良さが歯応えからもわかるレベルの高さ。
旨いもつに一同盛り上がります。
ナカも炭酸もお代わり。
牛レバたれ焼き。
880円。
一人で来ていたら、とても食べきれません。
ここで既にギブアップでしょう。
もちろん中はしっかりとレア。
ここでドリンクは角ハイボールにチェンジ。
再び乾杯です。
仔牛ステーキアボカドという料理。
焼台が混んでいたのか、かなり待ちました。
その名の通りステーキにアボカドを載せたもの。
100グラムあたり850円という、精肉店のような値付けです。
肉好きには堪らない、実に贅沢な気分。
まだ出てきていない料理が一品ありますが、時間がかかりそうです。
おしんこを頼みました。
屹立したナスの盛り付けには受けました。
ぬか漬けは自家製でしょう。
さすがに大量の肉攻めで胃も膨らみ、ペースも鈍ってきました。
オーダーしてあったラストの黒タンカルビ焼き。
肉厚のタン元です。
固めの肉質。
脂もしっかりとあって、ダイレクトな肉の旨味が感じられます。
もう一杯角ハイボールをお代わり。
相当飲みました。
19時から始まった会も、もう22時を回っています。
一階でお会計。
焼台ではご主人が白もつを焼いていました。
「ごちそうさま!美味しかったです。やっと来れたんですよ」
とお礼を言うと
「ちょっとこれ食べて行きなさいよ。タレ付けて食うと旨いんだよ。ウチの名物だよ」
と言って、差し出してくれました。
もとより白タレ焼きは好物ですが、鮮度と処理の良さがわかる食味食感と、素晴らしく旨いタレのコラボに感動。
思わぬデザートのサービスに一同感謝です。
カウンターの向かいの壁にかけられている年季の入ったハワイの写真の出自をご主人に尋ねると、
「33年前の開店祝いに貰ったんですよ」
笑いながら答えます。
33年前は、まだハワイも憧れの地。
そして、33年前と言えば、私が入社した年です。
いつの間にか、私もこの店のように昭和の脂が染みついた旧い人間になったのでしょう。
それも味があっていいではないか、と自分に言い聞かせます。
店を出ると、目の前にはスカイツリー。
33年前には、こんなものがこの下町に建つとは思わなかったな、と思いながら押上駅へと歩きました。
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まるい (ホルモン / 押上駅、とうきょうスカイツリー駅、本所吾妻橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.8
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