今日はそんな路地裏にある老舗の焼鳥屋で一杯引っ掛けてから帰ることにしました。
鳥やき 宮川。
いつも混んでいて、振られることもしばしば。
今日は入ることができました。
日本盛の暖簾がなんとも昭和チックでレトロ。
ホール係の女性の割烹着も懐かしい。
最初に突き出しが出てきます。
お新香と大根おろしにうずら卵という昭和焼鳥屋の定番。
さすがにホッピーはありません。
生ビールで。
サッポロ黒ラベルの樽生。
うずらの卵を崩して。
これは口直しを兼ねています。
大好きなつまみ。
お新香はいい塩梅の漬かり具合。
焼鳥しか無い、という潔さ。
サラダや揚げ物などに浮気しない、昭和の質実剛健。
最初に頼んだのは、かしわ焼、はつ焼、いかだ焼。
かなりご年配の焼方が、炭火と向き合った熟練の味。
アルコールを切り替えます。
この店で飲むなら日本酒の熱燗なのでしょうが、私はチューハイにしました。
焼鳥には炭酸という持論。
次に頼んだのは、相鴨焼、きも焼、うずら卵焼。
サラリーマンで賑わう居酒屋で、人間観察を肴に飲むのが私のひとり飲みの楽しみ方。
それぞれに異なる人生を背負い、今ここで時間を共有している運命の不思議。
レバの焼き加減も丁度良いレア。
ゆっくりと摘まみ、チューハイのグラスを舐めます。
何も声をかけなくても、締めの鳥スープが出てきました。
お客の食べ具合を見計らって、やんわりと追い出しにかかるのも回転商売の知恵。
昭和レトロな店にしては、ちょっぴり高い会計を済ませ、店を出ました。
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