私が支社に在任していた4年間で15回開催しましたが、交野市の焼肉河内屋での私の送別会を最後に途絶えていました。
闘病のため早期退職した会の紅一点メンバーTさんの病状が比較的落ち着いているとの情報がもたらされ、ならば、激励会をやろうということになり第16回が久しぶりに企画されました。
「土曜日なら東京から参戦可能」という私の我儘が通り、京阪会初の土曜日ランチタイムの開催となりました。
会長をやってもらっていたMSさんも早期退職されていましたが、Tさん共々枚方ということもあり、お店のセレクトを枚方市駅近辺でお願いしました。
懐かしい顔ぶれが枚方市駅に集合です。
TSUTAYA発祥の地、枚方。
かつて近鉄百貨店があった駅前には、再開発で枚方T-SITEが出来ていました。
枚方出身の私が言うのも変ですが、似つかわしくないオシャレビル。
MSさんの奥さんからリコメンドされたというビストロは、そのT-SITEを抜けた、昔ながらの川原町商店街にあります。
この手の情報は、どこの家でも奥さんが一番詳しいのです。
昭和な飲み屋やスナックが並ぶ古い町。
私が子供の頃と変わらない風景ですが、なんとも言えない寂れ感。
しかし、中には人気の焼肉店、鰻屋などの新規参入組もいるようです。
そんな新規参入組のひとつ、ビストロリブ ゴーシュ。
豊中のレストランで修業した若い店主が開いたお店だそうです。
店名の由来は「セーヌ川左岸」。
パリの下町になぞらえ、淀川の支流、天の川のそばにあるこの店をそう名付けたとか。
入口にはランチメニューが掲げられていました。
店内はCOZYな雰囲気。
私たちのテーブルがセットされています。
TさんとMTさんはノンアルコールですが、MSさん、Wさん、T君と私はスペインのスパークリングワインから始めることにしました。
再会を祝し、Tさんの快癒を祈念して乾杯です。
今日はシェフお任せのフルコースをオーダーしています。
まずは前菜から。
続いてマグロのカルパッチョ風サラダ。
この後は魚料理だというので、白ワインにします。
気持ち良い接客をしてくれるホール係の女性が好みを聞いてくれます。
「キリッとした辛口」という抽象的なリクエストに応えて、シェフがチョイスしてくれました。
実はこの店は酒販免許を持っていて、ワインだけでも酒屋のように売ることが可能。
もちろんシェフのワイン知識も確かなものです。
「お値段も優しめでご用意しました」
とフランスのシャトー。
嬉しいセレクトです
魚料理は金目鯛のグリル。
リゾットの上にのっています。
パンも実はシェフの手作り。
ワインの残滓を使った天然酵母パンを毎日焼いているそうです。
ゆっくりと料理が出てきますので、会話も十分に楽しめます。
お互いの近況を語り合ううちに、いつの間にか時間は流れていきます。
今度は赤ワイン。
しっかりめのものを選んでもらいました。
肉料理は鹿児島産黒豚と牛のロースト。
厚切りのお肉が二種類とは贅沢です。
いずれもジューシーで柔らかく、旨味がしっかりと感じられる上質なもの。
ソースの味も控えめで、素材の味が生きています。
デザートはフレッシュなイチゴ。
そしてスイーツはなんと四種盛です。
最後にエスプレッソ。
Tさんの闘病生活はかなり長いのですが、持ち前の明るさであっけらかんと自分の病状や、治療について語ります。
ずいぶんと痩せて小さくなった印象ですが、思ったよりもずっと元気でひと安心。
3時間近く飲んで食べて、楽しい会話。
お店の前で全員の記念写真を撮ってもらい、再会を約してお開きとなりました。
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