飲み友達でもある後輩I君の誕生日会をやるというのです。
急な誘いでしたが、今度私の会社に出向が決まったSさんもフィーチャーしたと聞き、先約を調整して約束の六本木へと向かいました。
下町専門の私は、この町を訪れるのは久しぶりのこと。
その店は路地の奥の袋小路にありました。
ミッドタウンとは目と鼻の先ですが、とてもわかりにくい場所。
松ちゃん。
六本木の交差点からほど近い一等地にも関わらず、センベロの寿司居酒屋だというのです。
一軒家の落ち着いた料理屋風の佇まいですが、中はチェーン居酒屋もびっくりの海の家的な簡素なオオバコ仕様。
私は19時の約束に30分遅刻。
既に宴は始まり、盛り上がっています。
私も180円生ビールを頼んで乾杯です。
注文はタブレット。
これは便利なようで危険なシステム。
頼み過ぎてしまうのです。
アジのたたき。
牛ハラミ焼き。
豚もつ塩キャベツ炒め。
180円生ビールをお代わり。
ちょっと薄い気がするのは、気のせいでしょうか。
ねぎま。
多品種オーダーが好きなI君がいつの間にか頼んでいたようです。
牛鍋。
卵は人数分ではなく、ワンオーダーにつき二個。
細やかなコストコンシャスが伺えます。
今度は180円ハイボールにしました。
寿司に取り掛かります。
わさび巻のわさび入り。
これは気絶しそうなほど辛い。
鼻から脳天に刺激が突き抜け、涙が溢れてきます。
180円は卒業して、290円の酎ハイへステップアップ。
握り寿司は奮発して松をふた盛り。
味は、まあアレですが、安いという一点は評価できます。
最後に酎ハイをもう一杯。
他愛も無い会話で大いに盛り上がります。
もちろんこのメンバーで飲んで食べれば、さすがに安い店でもセンベロとはいきませんでしたが、久しぶりに腹の底から笑える飲み会でした。
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