京阪電車天満橋駅で下車し、大川沿いを歩きます。
ここから中之島を眺める景色がお気に入りでした。
天神橋を渡り、天神橋筋商店街へ。
2012年1月に転勤でこの町に暮らし始めた時は、全てが新鮮で物珍しく感じましたが、今はとても懐かしく感じます。
変わらぬお店、変わったお店を確かめながら、ゆっくりと北へ歩きます。
初詣にはまだ気が早いですが、天神さんにお参りしていくことにします。
正式には大阪天満宮。
大きな注連飾り。
初詣客を出迎える準備も万端です。
三が日は大変な人出ですが、今日は閑散としています。
これなら願い事を聞いてくれて、ご利益も倍増、と勝手な解釈で手を合わせます。
境内では露店の設営の真っ最中。
北門から抜けるとそこは繁昌亭。
何回か上方落語を観に来ました。
天神橋筋商店街に戻って二丁目へ。
私が通勤の時にいつも歩いた通りです。
ここも露店の設え中。
懐かしい風景にノスタルジックな気分です。
商店街から西へ抜けて、もう一社お参りすることにします。
えべっさんの名で親しまれている商売の神様、堀川戎神社。
年明け早々の十日戎の時には、境内に入りきれないほどの人でごった返しますが、今日は参拝客もいません。
出向先の会社の商売繁盛を祈念。
絵馬も買いました。
持って帰ってデスクに飾ることにします。
再び商店街に戻ってランチにします。
天三の繁昌そば。
東京のように安くて旨い蕎麦屋が少ない大阪で、重宝した町のお蕎麦屋さん。
東京によくある庶民的なお店に似て、普通に蕎麦も出汁も旨いのです。
待っている間に何を頼むか考えます。
冷たい蕎麦を手繰りたいところですが、今日は外を歩いて冷えたので、温かい蕎麦にしましょう。
晦日そばというのもありましたが、私は鴨南そばにしました。
「もし玉子綴じにできるなら、お願いします」
と、注文を聞きに来た女性に伝えました。
10分ほど待って、店内に案内されました。
お願いした鴨南玉子綴じそばが出てきました。
たっぷりの葱の彩りが奇麗。
薄切りの鴨肉が、たくさん入っています。
そばつゆをひと口。
大阪らしい優しい味。
自家製麺は、腰があり、喉越しもいい、なかなかのレベル。
玉子綴じは、いい塩梅の半熟。
完食、完飲です。
一足早い初詣と年越しそばで、年末年始のセレモニーを一気に済ませました。
この後も、懐かしい町をゆっくり散策してみることにします。
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