まるで酒場放浪記の収録のようです。
足繫く通った南森町の馴染みの居酒屋は、もちろん年末年始でお休み。
天満なら開いている店があるだろうと、ブラブラ歩いてきました。
天五にお気に入りの店があります。
きっと開いているはずだと、あたりをつけて来ました。
串かつの七福神。
天満界隈に四店舗ありますが、天五のこの店が本店です。
ちょうどお客さんが出たところで、カウンターの奥に案内されました。
明日の元旦だけが休みで、それ以外はいつも通り昼酒が飲める素晴らしいお店。
2012年1月に単身赴任でこの町に暮らし始めて以来、4年間お世話になった大好きな串かつ屋です。
とりあえず生ビールとおでんを頼みます。
2年ぶりですが、生ビールは最初の一杯が100円という驚きの価格は相変わらず。
おでんは大根、玉子、糸こんにゃく。
白滝、と頼んで「糸こんにゃくですね」と言われた私は、すっかり東京人。
今日最初のアルコール。
やっぱり懐かしい町の懐かしい店で飲む酒は旨い。
よく味の滲みた大根。
関西風の薄口おでんは、玉子の味も優しい。
串かつをどう組み立てるか考える時間も楽しい。
その時間を確保するために、とりあえずおでんかどて焼きを頼むのです。
最初はウインナーとキス。
目の前のソースに串かつをディップ。
二度浸けお断りの作法も懐かしい。
目の前のキャベツは食べ放題。
東京の串かつ屋は料金を取る店もあるのです。
揚げたての串かつにソースを浸けて、ハフハフと食べるのが実に美味。
第二弾が出てきました。
れんこんと牛かつ。
牛かつをソースに潜らせます。
キャベツもソースに浸けて。
生野菜がたっぷり摂れるのも、串かつの意外ないいところ。
アルコールは角ハイボールにチェンジ。
れんこんも好きなネタ。
酎ハイプレーン。
これもわたし的には定番の流れ。
テレビで流れるダウンタウンの年末特番を見るとはなしに、見ながらジョッキを呷ります。
もう少しだけつまみます。
この店名物のカッパ軟骨と、浪速の定番紅ショウガ。
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