朝からバタバタしていて、気が付けば13時半。
レイトランチになりました。
夜は遅い時間からスタートの飲み会なので、ランチが遅いのは問題ありません。
「さて、どこに行こうかな」
と当ても無いまま、なんとなく西新橋方向へ。
「久しぶりにMondayタイランドに行ってみるか」
とバンセーンアロイチンチン方面に向かって歩いていると、居酒屋あじひろの前を通りかかりました。
そう言えばこの店は12時前と13時以降は800円の定食が100円引きの700円。
旨いし、締めの出汁茶漬けも好きなので、急遽方針を変更。
階段を下りて、地下のお店へ。
かなり混む店ですが、さすがにこの時間はスムーズ。
焼魚はあじ開きをチョイス。
一品は明太子、納豆、生卵から悩んだ末に生卵にしました。
相席のテーブルに座り、待つことしばし。
トレイにのったあじ開き定食が到着。
「しまった。ご飯を少なめにしてもらうのを忘れた」
と気が付きましたが、時すでに遅し。
とはいえ、卵かけご飯と出汁茶漬けを考えれば、これでも足りない位です。
まずはあじ開きをオン・ザ・ライス。
脂ののった身は、実にご飯に合います。
骨回りの身が、また旨い。
綺麗にはがして、残さずに。
焼魚とライスの残量コントロールに気を使いながら、中盤でTKGに着手します。
いつもはお茶碗に生卵をダイレクトインする私ですが、ここではそれは禁じ手。
なぜなら、その後残った白飯で出汁茶漬けにしなければならないからです。
無料のご飯お代わりをするなら、それもありですが、お代わりはデブるのでいけません。
それもあって、この店では生卵を封印してきた私です。
窮余の策で思い付いたのは、生卵の器にご飯をダイレクトインすること。
「俺って、頭良いなぁ」
と自画自賛。
粗めに溶いた生卵に、卓上の卵かけごはん専用醤油を垂らし、その小鉢に白米をイン。
周囲の人の目にはかなり奇異に映ったことでしょうが、いつの時代も天才は変人扱いされるもの。
まさかライスが投入されるとは思ってもいない小鉢と生卵は、突然放り込まれた白米に驚きを隠せません。
生卵が小鉢から溢れそうになりますが、そこは慎重に。
いつもの「汁ポッタン」になっては一大事です。
理想的なシャバシャバの「TKG茶漬け」をズルズルと啜ります。
TKGにもあじ開きをオン・ザ・ライス。
ようやく締めの出汁茶漬けの製作に取り掛かります。
その前に味噌汁をお代わり 。
味噌汁マニア の私は、ご飯無料より味噌汁無料にビビットに反応します。
半身の半分を残したあじ開きをほぐして、ご飯にのせ、野沢菜とわさびをオン。
卓上のポットに入った熱い出汁を注ぎ入れれば完成です。
杓文字で掬って、モグモグ。
「あー、やっぱり旨いな、これ」
いちいち変な食べかけの写真を撮るオヤジに、私の向かいの女性お一人様は怪訝な顔でしたが、そんな事を気にしていては、自分好みの料理は食べられません。
一食入魂。
私の座右の銘の一つです。
「やり切った感」に満ちた私は、颯爽と店を後にしました。
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