コロナのせいで我が家は超自粛モード。
食事は自宅オンリーで、せいぜいがお弁当のテイクアウト。
家族での外食はこの5ヶ月皆無です。
私は週に一、二回会社に出勤しますが、やはり外食はそのうちの一回がいいところ。
それも非常事態宣言解除後で、もちろん対策がしっかり取られたお店のランチ限定です。
大好きな居酒屋も5ヶ月行っていません。
しかし、そんな我が家でも「どうしても行きたい」というお店があります。
勝田台の「中華ソバ 篤々」。
2016年秋のオープン当初から通っていますが、いつの間にか食べログ千葉県ラーメン店のトップ3に入る超人気店になりました。
2月24日の訪問を最後に、非常事態宣言に突入し、以来訪れることはありませんでした。
非常事態宣言中も感染症対策をしっかりとして、営業されていたのは店主のツイッターを見て知っていたのですが、我が家のまじめな家族は「移っても移してもいけない」というポリシ―もあって、一切の外食断ち。
長かった非常事態宣言も明け、そろそろ外食自粛を解禁しようという妻の提案。
もちろんその解禁一号店は、ここ「中華ソバ 篤々」です。
今朝の店主のツイッターによれば、いつものように安全運航で平常営業。
妻と一緒に在宅勤務の昼休みに食べに行くことにしました。
遂に家族外食の解禁です。
思い起こせば、妻と最後に外食をしたのは5ヵ月前の2月24日、まさにここ「篤々」でした。
順番待ちの紙は、4組目。
コロナ対策で席を間引いているので、回転は以前より遅いはずです。
マスクの無い人は入店お断り。
その他にも細かいルールがあって、お店とお客が協力して感染を予防するというスタンス。
店主のツイッターで知ってはいましたが、とても良い事だと思います。
貸日傘もお店の前に置いてありました。
こんな気配りも嬉しい。
4組8人でしたが、40分待ちで入店。
以前よりはかなり時間がかかっていますが、席の間引きと、お客さんが帰った後の念入りな消毒清掃もあって、やむを得ません。
これこそ「ニューノーマル」として、お店もお客も受け入れなければいけないライフスタイル。
「お久しぶりです!ありがとうございます!」
と声をかけてくれた奥さんに呼び込まれて店内へ。
食券を買う前にアルコール消毒を促されます。
券売機は押しボタンが感染経路になりますから、正しい配慮。
今日は定番の煮干しソバ。
たまご好きの私のお株である煮玉子を、珍しく妻も注文。
今日は裏ニボはありませんが、平打ち麺があります。
これまた、妻も珍しくリクエスト。
二人ですが、ちょうど空いたテーブル席に案内されました、
リスク低減のため、相席はせず、カウンターも5席に減。
曖昧な記憶ですが、以前は8席あったのでは。
食券を奥さんに渡して、席を外し、お手洗いから戻ってくると、その間にマスターが挨拶に来てくれたと妻が言います。
5ヶ月ぶりのお客にも温かく接してくれて嬉しい。
感染予防対策のルールは、どれも納得出来るものばかり。
うっかりマスクを机の上に置いてしまい、妻に注意されてしまいました。
箸置きにも紙ナプキンにも飛沫対策。
細かい所にも配慮がなされています。
久しぶりの篤々にドギマギしているうちに、お待ちかねの煮干しソバが運ばれてきました。
消毒と後片付けに忙しい奥さんに代わって、珍しくマスターがラーメンを運んでくれました。
改めて私も、お久しぶりのご挨拶。
5ヶ月ぶりの篤々の煮干しソバは、相変わらずシンプルながらも美しいプレゼンテーション。
ピンク色のレアチャーシュー。
煮干しスープを吸ったお麩。
トッピングの煮玉子。
三つ葉と刻みタマネギ。
当たり前とは言え、何も変わらない煮干しソバとの再会に改めて感動。
まずはスープをひと口。
シンプルながらも奥行きのある味わい。
「あー、やっぱり旨いなぁ!」
と大声に出したいところですが、感染予防のために心の中で呟きます。
手揉み平打ち麺は、スープとの絡みも良好。
シンプルな煮干しスープに、パンチを加えてくれます。
レアチャーシューは、刻々とスープの熱で変化していきます。
私は序盤と中盤で、二回に分けて食べるのがルーティン。
煮玉子に箸を入れます。
今日は、やや固め。
あまりにも久しぶりだったので、かなり緊張していたのか、ルーティンである中盤での味変も忘れて、一気に寄り切ってしまいました。
もちろんスープの飲み干しは欠かせません。
目の前の妻も、この店だけはスープの飲み干しを許してくれるのです。
厳しい「Withコロナ」の時代を、明るい接客で頑張っているご夫妻に
「ごちそうさまでした!」
とお礼を告げてお店を後にします。
店の前には、平日にもかかわらずまだお待ちのお客さんがかなりいました。