幹事のH夫妻の仕切りで、奥さんの実家佐賀関の同級生が経営する都島の新徳でふぐコース。
6月に夏ふぐを食べて以来の再訪です。
16時と言う昼酒なのか夜酒なのかわからない時間からスタート。
ホワイトラベルのマスターGさんとスタッフのKさんも参加。
H夫妻、N夫妻、Nさん、そしてMちゃんとEちゃんという女子組の総勢10名。
賑やかな会となりました。
すでに鍋がセットされていて期待が高まります。
まずは乾杯!
ふぐ皮の湯引きをポン酢で。
てっさが出て来ました。
これで一人前。
嬉しい大盛。
やや厚めに切られているので、食べ応えあり。
薬味をポン酢に入れて。
やっぱり大阪の冬と言えばふぐだなぁ。
これだけあればチマチマ食べることもありません。
ごそっと長嶋茂雄スタイルで。
H夫妻の縁で、特別に持ち込み許可。
危険な日本酒に手を出してしまいました。
目の前の鍋には、たっぷりの昆布のお出汁と大根が。
弱火で決して煮立たせないのがこの店の流儀。
ふぐ皮三種。
三層に分かれていて、それぞれ身皮(三河)、遠江(とおとうみ)、真皮と呼ばれています。
これは三層目の身皮(三河)に引っ掛けたふぐ調理師の間では知られた駄洒落。
外側の真皮と遠江(とおとうみ)は3秒で。
一番内側の身皮(三河)は15秒。
大将から細かい指示が飛びます。
だから火加減を変えてはいけないのです。
なみなみの日本酒を飲んだ後、やはり持ち込みの焼酎にチェンジ。
会話も弾めば、喉が渇き、渇きを癒すために酒が進むと言うヘベレケスパイラルに突入。
いよいよてっちりです。
この店は必ず大将か奥さんが部位ごとに順番に入れて、時間を計って引き上げてくれます。
早いと身が離れず、煮過ぎると固くなるので弱火で時間管理をするのが大切だそうです。
うぐいすというおへその部位から。
ここで野菜と豆腐も投入。
脇の身。
野菜もいただきます。
顎下。
顔。
尾の身。
大根は最後に。
味が滲みて旨い。
ここでH夫妻が持ち込んだ41度の焼酎が出て来ました。
ロックで。
このあたりからかなり危険な状態になってきました。
さてお楽しみの雑炊。
余分な具材を引き上げ、ひと煮立ちさせて塩で味を調えます。
ここは大将の出番。
ウコンを入れて炊いたという酒飲みにはありがたいご飯を投入。
卵好きの私が雑炊が好きな理由はこれ。
この店はなんとこの溶き卵にふぐの身を仕込んでいるんです。
雑炊用に新たに入れる所にこだわりが。
グラっと煮立ったら火を止めて溶き卵を投入して火を消します。
さっとかき回してお茶碗に。
美味しくないわけがありません。
ふぐの身も柔らかく、絶妙の火加減。
さすが大将。
古漬けの梅干しを貰って、一緒に食べると酔いも醒めて行きます。
H夫妻のおみやげ、持ち込みの大分みかんをデザートに。
我々以外にも二組カウンターにお客さんがいて大将夫妻は大忙し。
それでもてっちりのチェックは怠らない職人魂。
残念ながら今日は美人の奥さんがいたので、大将得意の下ネタは無し。
大阪らしいふぐ尽くしの美味しく楽しい忘年会となりました。
当然二次会。
そして当然ここへ。
南森町ホワイトラベル。
12月で2周年を迎え、私の大阪暮らしと共に歩んできた店。
特別の愛着があります。
楽しい仲間たちと乾杯!
この写真を見ても、なぜメロンが出てきたのか思い出せない体たらく。
既に私は相当酔っていたようです。
気がつけばまた41度の焼酎をロックで飲んでいました。
16時から始まった忘年会も21時を回って私はかなり酩酊。
多分21時過ぎに店を出たと思うのですが、気がついたら3時。
洋服のままベッドで寝ていました。
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