今日も朝から雪が降ったり止んだりの天気。
小樽駅を8時7分に発車する長万部行きの普通列車。
本数が少ないので乗り遅れたら大変です。
フロントの着雪をみると、いかに北海道の雪が凄いかがわかります。
隣の駅では駅員が雪かき中。
車窓から見える景色は、美しくも厳しさを感じます。
余市駅までは25分。
中国からの観光客が大はしゃぎで写真撮影。
私も人のことは言えませんが。
駅も「マッサン」一色。
大変な経済効果なのでしょう。
自分が余市駅に降り立ったことがまだ信じらません。
駅前の道をまっすぐ歩けば、そこが工場です。
見えて来ました。
重厚な石造りの建物。
国の登録有形文化財に認定された建造物が数多くあります。
正門をくぐると、そこには雪に包まれた静かな蒸留所が広がっています。
9時からの朝一番のツアーよりも30分前に着いたので、まだ誰も来ていません。
蒸留所を独り占めです。
テンションがハイになって、思わず写真を撮りまくります。
広大な敷地の余市蒸留所。
待合室でツアーが始まるのを待つことにしました。
昨年までは空きがあればその場でツアーに参加できたのですが、今年からは完全ネット予約制。
私は一日じっくり見学したかったので、朝一番の9時の回を予約したのです。
やはりここにも「マッサン」が。
ガイドツアーの説明が始まりました。
いよいよツアーが始まりました。
冬期は雪が深いので、落雪の危険を避けるため、一部の施設は中に入ることができず、建物の外側から話を聞きます。
ここはキルン塔。
ピートを燃やした煙で麦芽を乾燥させます。
我々の前には中国人ツアー客の大集団。
こんな朝早くから来ています。
左手は混和塔。
蒸留塔。
今ではすっかりお馴染みとなったポットスチルが並んでいます。
ひとつひとつにしめ縄が巻かれています。
ニッカウヰスキーのポットスチルに対する気持ちが伝わってきます。
未だに行われている伝統的な石炭直火焚き蒸留でアルコールを取り出します。
今は蒸留の時期ではありませんので稼働していませんが、春には仕込みでこの釜に近づくだけで汗をかくほどだとか。
奥にあるのが、1936年に稼働した1号機。
本物のモルトウイスキーを作るための情熱の火が灯った記念すべき一台です。
ガイドさんのわかりやすい説明を聞きながら進みます。
混和塔では樽作りの工程が見学できます。
樽はウイスキー作りに欠かせないもの。
ウイスキーの味を左右する樽作りへのこだわりが伝わってきます。
旧事務所。
ドラマでもよく出てくるマッサンの執務室。
冬期でなければこれらの建物の奥にも入ることができます。
RITA HOUSEと名付けられていますが、旧研究所。
このあたりは広場になっているそうですが、今は除雪した雪の置き場。
厳しい北海道の冬のことまで考えて設計されたのでしょう。
広場の真ん中にはマッサンの銅像。
帰りに寄ってみることにします。
移築された旧竹鶴邸。
二階の窓は障子になっています。
ここも帰りにじっくりと見ることにします。
1号貯蔵庫。
オーク材の樽が積まれています。
見学用ですので中にウイスキーが入っているわけではありません。
木造で外壁は石積み。
地面は土がむき出しの土間。
木、石、土。
この土地の全てと呼吸できるように造られているのです。
ウイスキー博物館へ。
エントランスホールは樽に囲まれたポットスチルとキング・オブ・ブレンダーズ。
ブラックニッカのラベルでお馴染み。
ニッカの顔ともいえるキャラクターです。
様々なウイスキーの種類や製造方法などが紹介されています。
ガイドツアーは全体をざっと紹介するだけですので、 ここはランチの後でじっくり見学予定。
本日の試飲の三銘柄。
それぞれに合う飲み方が紹介されていました。
原酒の直売所。
ウイスキーブームで底をついてしまったそうです。
およそ50分のガイドツアーは終了し、いよいよ試飲会場へ。
試飲できるのは鶴17年、余市10年、そしてアップルワイン。
お一人様3杯までという説明を受けてから試飲タイム。
しかし私は試飲を後回しにして売店に向かいました。
秋にここに来た飲み友達の情報で、中国人観光客がごっそり買っていくから、品切れになると聞いていたからです。
一時期の品薄は解消したようですが、一部は欠品。
私は自分用に2000’S余市と竹鶴ピュアモルト生チョコレートを、行きつけの止まり木バーホワイトラベルに、麦芽をピートで乾燥させたスナックモルトを買いました。
買い物を済ませ、再び試飲会場へ戻ります。
まずはシングルモルト余市10年をトワイスアップ(1:1)で。
朝の10時から雪見酒。
酒飲みの私には最高の贅沢です。
次は鶴17年。
ストレートで飲ってみました。
アップルワインは少し甘いので好きな部類ではありませんが、ニッカの歴史を語る上では外せないものなので、飲んでおきましょう。
炭酸水のマシンがありました。
4杯目になってしまいますが、事実上制限時間もないおおらかな余市蒸溜所です。
ちょっと甘えさせてもらいましょう。
鶴17年をハイボールで。
試飲を終えて、 ランチへ。
一旦工場を後にします。
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ニッカウヰスキー 余市蒸溜所 ニッカ会館 試飲会場 (その他 / 余市駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
フロントの着雪をみると、いかに北海道の雪が凄いかがわかります。
隣の駅では駅員が雪かき中。
車窓から見える景色は、美しくも厳しさを感じます。
余市駅までは25分。
中国からの観光客が大はしゃぎで写真撮影。
私も人のことは言えませんが。
大変な経済効果なのでしょう。
自分が余市駅に降り立ったことがまだ信じらません。
駅前の道をまっすぐ歩けば、そこが工場です。
見えて来ました。
正門をくぐると、そこには雪に包まれた静かな蒸留所が広がっています。
蒸留所を独り占めです。
広大な敷地の余市蒸留所。
昨年までは空きがあればその場でツアーに参加できたのですが、今年からは完全ネット予約制。
私は一日じっくり見学したかったので、朝一番の9時の回を予約したのです。
やはりここにも「マッサン」が。
ガイドツアーの説明が始まりました。
冬期は雪が深いので、落雪の危険を避けるため、一部の施設は中に入ることができず、建物の外側から話を聞きます。
ここはキルン塔。
ピートを燃やした煙で麦芽を乾燥させます。
我々の前には中国人ツアー客の大集団。
こんな朝早くから来ています。
左手は混和塔。
今ではすっかりお馴染みとなったポットスチルが並んでいます。
ひとつひとつにしめ縄が巻かれています。
ニッカウヰスキーのポットスチルに対する気持ちが伝わってきます。
未だに行われている伝統的な石炭直火焚き蒸留でアルコールを取り出します。
今は蒸留の時期ではありませんので稼働していませんが、春には仕込みでこの釜に近づくだけで汗をかくほどだとか。
奥にあるのが、1936年に稼働した1号機。
本物のモルトウイスキーを作るための情熱の火が灯った記念すべき一台です。
ガイドさんのわかりやすい説明を聞きながら進みます。
混和塔では樽作りの工程が見学できます。
樽はウイスキー作りに欠かせないもの。
ウイスキーの味を左右する樽作りへのこだわりが伝わってきます。
旧事務所。
ドラマでもよく出てくるマッサンの執務室。
冬期でなければこれらの建物の奥にも入ることができます。
RITA HOUSEと名付けられていますが、旧研究所。
このあたりは広場になっているそうですが、今は除雪した雪の置き場。
厳しい北海道の冬のことまで考えて設計されたのでしょう。
右手は醗酵塔。
粉砕した麦芽を糖化して麦汁をつくり、酵母を加えて発酵させます。広場の真ん中にはマッサンの銅像。
帰りに寄ってみることにします。
移築された旧竹鶴邸。
二階の窓は障子になっています。
ここも帰りにじっくりと見ることにします。
1号貯蔵庫。
オーク材の樽が積まれています。
見学用ですので中にウイスキーが入っているわけではありません。
木造で外壁は石積み。
地面は土がむき出しの土間。
木、石、土。
この土地の全てと呼吸できるように造られているのです。
ウイスキー博物館へ。
エントランスホールは樽に囲まれたポットスチルとキング・オブ・ブレンダーズ。
ブラックニッカのラベルでお馴染み。
ニッカの顔ともいえるキャラクターです。
様々なウイスキーの種類や製造方法などが紹介されています。
ガイドツアーは全体をざっと紹介するだけですので、 ここはランチの後でじっくり見学予定。
本日の試飲の三銘柄。
それぞれに合う飲み方が紹介されていました。
原酒の直売所。
ウイスキーブームで底をついてしまったそうです。
およそ50分のガイドツアーは終了し、いよいよ試飲会場へ。
試飲できるのは鶴17年、余市10年、そしてアップルワイン。
お一人様3杯までという説明を受けてから試飲タイム。
しかし私は試飲を後回しにして売店に向かいました。
秋にここに来た飲み友達の情報で、中国人観光客がごっそり買っていくから、品切れになると聞いていたからです。
一時期の品薄は解消したようですが、一部は欠品。
私は自分用に2000’S余市と竹鶴ピュアモルト生チョコレートを、行きつけの止まり木バーホワイトラベルに、麦芽をピートで乾燥させたスナックモルトを買いました。
買い物を済ませ、再び試飲会場へ戻ります。
まずはシングルモルト余市10年をトワイスアップ(1:1)で。
朝の10時から雪見酒。
酒飲みの私には最高の贅沢です。
次は鶴17年。
ストレートで飲ってみました。
アップルワインは少し甘いので好きな部類ではありませんが、ニッカの歴史を語る上では外せないものなので、飲んでおきましょう。
炭酸水のマシンがありました。
4杯目になってしまいますが、事実上制限時間もないおおらかな余市蒸溜所です。
ちょっと甘えさせてもらいましょう。
鶴17年をハイボールで。
試飲を終えて、 ランチへ。
一旦工場を後にします。
雪は止みました。
先ほど外観だけ見学した、旧竹鶴邸。
元々あった場所からここに移築されました。
エントランスホールが公開されています。
見学できない部屋は写真で見ることができます。
マッサンとエリーが北海道で苦楽を共にした家。
先ほどの広場に戻って、マッサンの銅像にご挨拶。
「世界5大ウイスキー」とまで呼ばれるようになったジャパニーズウイスキーの礎を築いた偉大なる竹鶴政孝翁に感謝を込めて合掌しました。
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ニッカウヰスキー 余市蒸溜所 ニッカ会館 試飲会場 (その他 / 余市駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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