東天満の交差点からほど近い一富士食堂。
何とも言えない町の食堂の雰囲気が気になっていたのですが、通勤路とは逆のため、なかなか訪れる機会がありませんでした。
今日こそは絶対来てみようと、気合を入れて訪問です。
食品サンプルケース。
微妙に少ないのはご愛嬌。
本日の日替定食。
ランチに限らず夜も定食があるのは、単身赴任者にはありがたい。
掃除の行き届いた明るい店内。
麺類、丼もの、定食を中心とした食堂ですが、一品もあります。
一品を摘みながら一杯飲んでいるのは近所のサラリーマンでしょうか。
卓上にはメニューが無いので、ホワイトボードのメニューを一生懸命見ていると、ホール係のお母さんが
「机の下にもメニューがありますよ」
と教えてくれました。
初めての店は勝手が違いますが、そんなこともB級グルメ探検家としては楽しいのです。
「あ、すいません。ありがとう」
改めてじっくりとメニューを眺めます。
定食屋としては必要十分なラインナップ。
というか、私には全てストライク。
なんなら2、3種類食べたいくらいですがそうもいきません。
大好物のたまごを使った出し巻定食やハムエッグ定食、ボリューム満点のチキンカツ定食、炭水化物尽くしのソース焼きそば定食、更には人気No.1のオムライスと、心は千々に乱れます。
散々悩んだ末に、結局日替定食にしました。
ご飯は少な目にしてもらうのを忘れました。
とはいえ、初めての店はデフォルトを知るのも大事なこと。
カレーコロッケとカニクリームコロッケとミニ玉子焼。
味噌汁。
お代わり出来るのかなぁ。
「スープとどちらがいいですか?」
とお母さんが聞いてきましたが、スープも気になります。
お漬物。
これはいい感じ。
小鉢はミニ冷奴。
定食にした理由のひとつは、サラダが付いてくるからだろうと思ったからです。
予想通りたっぷりのキャベツ。
いちおう野菜不足には気を遣っているのです。
更に大好物のスパサラが、しかもかなりの量で添えられていたのでテンションは一気に上がります。
そこへ単品で頼んだ出し巻も出てきました。
360円でこの大きさ。
4個は使っていそうです。
そしてこのつゆだく系のビジュアル。
出し巻が出汁を吸収しきれずにお皿に滲みだしています。
飽和、という言葉が脳裏をよぎりました。
「小さな玉子焼が定食には付いてますけど」
というお母さんの忠告に従わずに頼んだ出し巻の存在感が極めて大きく私の胃袋にダメージを与えそうな夕食です。
まずはその出し巻から。
もちろんオン・ザ・ライスで。
カレーコロッケ。
カニクリームコロッケとペアで、これもオン・ザ・ライス。
更には、大好物のスパサラと、元々定食に付いていた玉子焼をダブル・オン・ザ・ライス。
カツオ風味の出汁がしっかり効いたアツアツフワフワの出し巻。
東京に帰りたくないと思う瞬間です。
浸水、という言葉も浮かんできました。
完食です。
さすがに多かった。
ボリュームが多くて食べるのにエネルギーを使い、折からの気温と相まって汗だくになりました。
「ごちそうさまでした!出し巻美味しかったです」
「ちょっと多いかなと思ったけど、綺麗に食べ て頂いてありがとうございます」
と申し訳なさそうに、そして嬉しそうにお礼を言ってくれるお母さん。
厨房から息子さんと思しき若旦那もわざわざ出てきて
「どうもありがとうございました~!」
と深々と頭を下げます。
とても癒されて温かい気持ちになったのは、今日の気温のせいだけではないでしょう。
店を出て家に向かいながら
「もっと早く来るべきだったな」
と思いました。
マイブームの予感です。
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一富士食堂 (定食・食堂 / 大阪天満宮駅、南森町駅、天満橋駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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