烏森口から南西へ、飲食店が軒を連ねる路地の奥。
昭和居酒屋の名店、大露路です。
転勤中に一度来ましたが、それも2年半前のこと。
吉田類がふらりと現れそうな、というか、実は大昔に現れているお店。
ホール係が若いお姉さんに変わっていたので驚きました。
女将さんは、先週仕込みでお店に入るところを、舞浜でのランチ帰りに目撃していますが、今日はお店にはいらっしゃらないようです。
まずはビールの小瓶から。
突き出しは、今も昔もピリ辛もやし。
この店はドリンクもフードも全て300円。
唯一の例外がビールですが、消費税増税の逆風でも庶民の味方。
何をおいても、まずはハムメン。
ハムカツとメンチカツの合い盛り。
どちらも当店の名物ですが、通常はそれぞれ二個盛り。
それを一個ずつを合い盛りにしてくれて300円。
メニューにはありませんが、一人酒が多い私の定番オーダー。
菜の花。
野菜は必要です。
久しぶりに目の前に並んだ愛すべき品々。
新橋に帰ってきた、と実感します。
私が入店してすぐ、18時を回ったところで満員札止め。
相変わらずハードルの高い店です。
厚さ1.5センチはあろうかという、懐かしい味のロースハムの厚切り。
昭和世代の琴線に触れる一品。
肉汁が溢れ出るジューシーなメンチカツ。
仄かなカレー風味です。
ドリンクは玉露割りの濃い目にチェンジ。
ここは濃い目でも300円。
安く、早く酔うための、センベロテクニック。
メニューからベーコンエッグが姿を消していました。
気になってお姉さんに確認すると、「あります」とのこと。
安心して、その前に違うメニューを頼みました。
肉豆腐。
甘辛い濃いめの味付けが、大阪とは違います。
もちろんこれも慣れ親しんだ、好きな味。
玉露割りの濃い目をもう一杯。
この店はトマトハイも名物で人気がありますが、私はこれが好き。
肉豆腐の汁までアテにして飲み干しました。
満腹になってしまい、ベーコンエッグまで辿り着きませんでした。
お会計は1,850円。
昭和の居酒屋は、健在でいてくれました。
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