銅鑼湾のヌーン・デイ・ガンを観てからヴィクトリア・パークへ。
香港は街中至る所で工事が行われていますが、ここヴィクトリア・パークも例外ではありません。
ヴィクトリア女王像も周囲を囲まれて窮屈そうです。
渣甸坊(Jardine`s Crescent)。
高層ビルの谷間にあるこの小さな通りにには、衣料品やアクセサリーを売る露店が並んでいます。
その風景のギャップが面白い。
トラムに乗って上環に来ました。
永樂街(Wing Lok St.)から、文威西街(Bonham Strand West)へ。
初日も来ましたが、乾物や漢方薬材などを売る店が立ち並んでいます。
ふと見ると、何やら鳥らしき干物。
よく見ると蝙蝠です。
何でも食べる中国食文化の奥深さを感じます。
目指すランチのお店が見えてきました。
伝統的なワゴン式飲茶でローカル人に人気の蓮香居(Lin Heung Kui)。
中環にある蓮香楼の姉妹店でもあります。
一階は土産物売り場。
二階と三階がレストランになっています。
大きな古いエレベーターに乗って二階へ上がりました。
もの凄い喧騒です。
席は自分で探して確保するルール。
案内などしてくれません。
前のお客さんが食べ終わったテーブルがあったので、そこへ行って片付けられるのを待ちます。
中国式に食べ散らかしたテーブルを、お世辞にも綺麗とは言えない雑巾で拭いて、「さあ座れ」といった雰囲気のウエイター。
ここで躊躇っていては食事にありつけません。
こんなこともあろうかと日本から持参した除菌ウェットティッシュで自らテーブルを拭いていると、お茶碗や箸が無造作にテーブルに置かれました。
「お茶は何にするか?」
というようなことを聞かれたので、妻は白茶を頼んだのですが、出てきたのはジャスミン茶。
これも異文化交流のご愛敬。
メニューには解読不能な文字が並んでいます。
もちろん地元の人は好きなものを頼めるのでしょうが、我々にそれは無理。
他のテーブルでは炒飯や焼きそばなどを頼んでいる人もいます。
おそらくこのメニューからチョイスをして別注しているのでしょう。
この店の雰囲気にようやく慣れて来たところで、最初のワゴンが回ってきました。
料理の名前を言いながら、女性がワゴンを押しています。
グズグズしていてはいけません。
とりあえず呼び止めます。
ローカル人は何が運ばれてきたのかわかっているのでしょうが、こちらはわかりません。
身振り手振りで蒸籠を指さし、開けてもらって中身を確認。
食べてみたいと直感的に思ったら、迷わず「これ、ひとつ!」と日本語でも構いませんから声を発します。
それで必要十分。
最初にお茶を持ってきたウエイターから渡された伝票をワゴン係の女性に渡し、受け取った料理の値段の欄にスタンプが押されます。
非常に良くできた合理的なシステム。
ワゴンが自分のテーブルに回ってくるのが待ちきれず、取りに行く人もいます。
この大らかさもワゴン式飲茶の楽しさ。
最初にピックアップしたのは湯葉巻きと豚足。
餡の詰まった巣ごもり的な揚げものも。
英語という貴重な手がかりもないので、見た目のインスピレーションが大事。
しかし、意外とそれで充分楽しめるということがすぐにわかります。
何か肉まんのようなものがあったので、貰いました。
開けてびっくり、スイーツ的なもの。
蓮の実の餡に塩漬けの黄身が入ったものだ、と料理通の妻が教えてくれました。
そこへ大根餅が運ばれてきました。
これこそワゴン式飲茶で食べたかった料理の一つ。
目の前でジュージュー焼かれた大根餅は実に旨い。
お茶のお代わりは、蓋を開けておくのがウエイターを呼ぶ合図。
そんなことも、相席のローカル人ファミリーの様子を見て学びます。
またワゴンが回ってきました。
肉団子的なものをオーダー。
実は魚のすり身のボールでした。
海老の水晶餃子的なものを待っていましたが、時間も遅くなり、ワゴンの料理に新しいものは出てきませんでした。
お腹一杯になったので、スタンプが押された伝票へレジへ持参します。
相席で色々とローカル人の飲茶スタイルを身振り手振りで教えてくれた年配の親子連れにもお別れのご挨拶。
するとおばあさんが
「バイバイ。サヨナラ。サクラ」
と私たちに通じそうな知っている単語を発してくれました。
何だか心が温まりました。
お会計はHKD190。
かつては盛んだったワゴン式飲茶もずいぶん減ったそうです。
言葉が通じなくても十分楽しいワゴンスタイル。
楽しく美味しい経験をしました。
午後の活動を再開します。
関連ランキング:飲茶・点心 | 上環 ションワン
初日も来ましたが、乾物や漢方薬材などを売る店が立ち並んでいます。
ふと見ると、何やら鳥らしき干物。
よく見ると蝙蝠です。
何でも食べる中国食文化の奥深さを感じます。
目指すランチのお店が見えてきました。
伝統的なワゴン式飲茶でローカル人に人気の蓮香居(Lin Heung Kui)。
中環にある蓮香楼の姉妹店でもあります。
一階は土産物売り場。
二階と三階がレストランになっています。
大きな古いエレベーターに乗って二階へ上がりました。
もの凄い喧騒です。
席は自分で探して確保するルール。
案内などしてくれません。
前のお客さんが食べ終わったテーブルがあったので、そこへ行って片付けられるのを待ちます。
中国式に食べ散らかしたテーブルを、お世辞にも綺麗とは言えない雑巾で拭いて、「さあ座れ」といった雰囲気のウエイター。
ここで躊躇っていては食事にありつけません。
こんなこともあろうかと日本から持参した除菌ウェットティッシュで自らテーブルを拭いていると、お茶碗や箸が無造作にテーブルに置かれました。
「お茶は何にするか?」
というようなことを聞かれたので、妻は白茶を頼んだのですが、出てきたのはジャスミン茶。
これも異文化交流のご愛敬。
メニューには解読不能な文字が並んでいます。
もちろん地元の人は好きなものを頼めるのでしょうが、我々にそれは無理。
他のテーブルでは炒飯や焼きそばなどを頼んでいる人もいます。
おそらくこのメニューからチョイスをして別注しているのでしょう。
この店の雰囲気にようやく慣れて来たところで、最初のワゴンが回ってきました。
料理の名前を言いながら、女性がワゴンを押しています。
グズグズしていてはいけません。
とりあえず呼び止めます。
ローカル人は何が運ばれてきたのかわかっているのでしょうが、こちらはわかりません。
身振り手振りで蒸籠を指さし、開けてもらって中身を確認。
食べてみたいと直感的に思ったら、迷わず「これ、ひとつ!」と日本語でも構いませんから声を発します。
それで必要十分。
最初にお茶を持ってきたウエイターから渡された伝票をワゴン係の女性に渡し、受け取った料理の値段の欄にスタンプが押されます。
非常に良くできた合理的なシステム。
ワゴンが自分のテーブルに回ってくるのが待ちきれず、取りに行く人もいます。
この大らかさもワゴン式飲茶の楽しさ。
最初にピックアップしたのは湯葉巻きと豚足。
英語という貴重な手がかりもないので、見た目のインスピレーションが大事。
しかし、意外とそれで充分楽しめるということがすぐにわかります。
何か肉まんのようなものがあったので、貰いました。
開けてびっくり、スイーツ的なもの。
蓮の実の餡に塩漬けの黄身が入ったものだ、と料理通の妻が教えてくれました。
目の前でジュージュー焼かれた大根餅は実に旨い。
お茶のお代わりは、蓋を開けておくのがウエイターを呼ぶ合図。
そんなことも、相席のローカル人ファミリーの様子を見て学びます。
肉団子的なものをオーダー。
実は魚のすり身のボールでした。
海老の水晶餃子的なものを待っていましたが、時間も遅くなり、ワゴンの料理に新しいものは出てきませんでした。
お腹一杯になったので、スタンプが押された伝票へレジへ持参します。
相席で色々とローカル人の飲茶スタイルを身振り手振りで教えてくれた年配の親子連れにもお別れのご挨拶。
するとおばあさんが
「バイバイ。サヨナラ。サクラ」
と私たちに通じそうな知っている単語を発してくれました。
何だか心が温まりました。
お会計はHKD190。
かつては盛んだったワゴン式飲茶もずいぶん減ったそうです。
言葉が通じなくても十分楽しいワゴンスタイル。
楽しく美味しい経験をしました。
午後の活動を再開します。
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