4月から我が社に来た彼は、まだ虎ノ門ランチを勉強中。
そこで、彼がまだ知らない魚の美味しい店を紹介することにしました。
日比谷線の新駅建設やビルの再開発が進む桜田通りのそばに、周囲のビルが解体されて古びた外観を晒す4階建てのペンシルビルがあります。
その一階にある割烹美村。
「魚定食の店」という黄色い看板も年季が入っています。
11時半過ぎのアーリーチェックイン。
さすがにこの時間はまだ空席がありますが、いつも行列の人気店です。
テーブルにはお盆の上にお新香、小鉢に入った生卵がセットされています。
何度となく通ったこの店の、変わらぬお新香。
小鉢の生卵は納豆か冷奴に変更も可能ですが、私は今日は納豆を追加発注しました。
パックのまま出す無粋な店も多い中、ちゃんとネギと辛子をのせて出してくれるのは、なかなか。
魚が焼きあがるタイミングで味噌汁とご飯が出てきます。
ご飯は少な目にしてもらいました。
デフォルトは相当な大盛です。
私が頼んだにしん焼魚が出てきました。
ここは焼き置きですが、仕上げが上手いので、それを感じさせない美味しさです。
生卵を割って、準備万端。
実に正しいサラリーマンランチ。
にしんの塩焼きが食べられるお店は、なかなかありません。
小骨が多いですが、それがまた私の好み。
脂ののったにしんは実に美味。
にしんは嬉しい子持ちでした。
ご飯が少し減ったところで生卵を割り入れます。
粗めに溶いて。
そこへ、しっかり攪拌した納豆をオン。
NTKG(納豆卵かけご飯)です。
これをさらに混ぜ合わせれば、旨さも倍増。
にしんは身離れがいいので、尾びれを押さえて箸で一気に身を外します。
大きな半身をオン・ザ・ライス。
一気にかき込みます。
納得、満足の割烹ランチ。
鯖の味噌煮を食べたS君も満足した様子。
お会計の時には、もう満席で行列が出来ていました。
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