今回の「下町はしご酒の会」は東向島。
下町ハイボール発祥のエリアとも謂われるこの辺りの大衆酒場を巡ります。
浅草駅から東武スカイツリー線に乗車。
仲間たちより一足早く鐘ヶ淵駅に降り立った私は、駅前から伸びる通りを歩きます。
住宅と商店が交錯するレトロな通りの先に赤提灯が見えます。
大衆酒場「栄や」。
優しい女将さんが切り盛りする小さなお店です。
木の引き戸の向こうから賑やかな声が聞こえます。
引き戸を開けると、右手がカウンター、左手が小上がり。
小上がりが一つ空いていたので、そこに今日のメンバー三人が座れそうです。
女将さんに、とりあえずチューハイを頼んで、改めて店内を見渡します。
カウンターにはレディースが四名。
小上がりには男性が一人。
ご近所の常連らしく、かなりカジュアルな出で立ちです。
もちろん私の方が遥かに若いというシチュエーション。
突き出しと共に運ばれたチューハイは、仄かな琥珀色。
下町ハイボールです。
ゆっくりと舐めながら、メニューを眺めて組み立てを考えます。
そこへメンバーのS君とTさんが到着しました。
「渋いっすね~、ここ」
とS君が思わず声を上げます。
まずは乾杯。
もつ焼きはタンとカシラ、焼鳥からモモを頼みます。
大振りの串焼きは、肉の旨味はもちろんですが、女将の心が籠もった味にほっこり。
下町ハイボールは二杯目。
ここで、ホワイトボードから、トロカツオと豚みみをチョイス。
トロカツオはひとサク出てくるので、三人で分けても食べ応えあり。
豚みみはボイルをキムチ味で和えたもので、下町ハイボールも進みます。
お客様の差し入れだというイチゴをご馳走になり、お土産にやっぱり差し入れのオレンジまで貰って、お会計はセンベロ。
女将さん、ありがとう。
さて、二軒目へ。
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