今日のリモートワークランチは三男と二人。
まだ行ったことのない地元の吉野家新業態店に行ってみることにしました。
吉野家 佐倉寺崎店。
オープンして3年くらい経つと思いますが、訪問は初めてです。
吉野家と言えばオレンジ色の看板が目印ですが、新業態店は黒い看板が目印です。
吉野家ファンの間では「黒い吉野家」「黒吉野家」とも呼ばれているエクステリア。
郊外型なので、ドライブスルーにも対応しています。
入口のレジで注文して先払いのお会計というシステム。
メニューは定番の牛丼よりも、他のメニューの方が圧倒的に豊富。
牛丼はもちろんですが、丼物のラインナップはすき家を、定食は松屋を意識しているように感じます。
そして、牛丼ではチャージされるご飯の大盛が、定食では免除されるという謎のアンバランス。
吉野家という名前ですが、かなり「らしからぬ」お店という印象です。
迷いだすと切りがないので、私は牛丼並をご飯少な目でオーダー。
ご飯の少な目は同額です。
生卵と味噌汁を追加します。
「オレンジ吉野家」でいつも頼むマイセット。
店内は明るく、ファミレスのような印象です。
厨房は隠れているので、牛丼屋の特徴でもあり命である「ライブキッチン」感は全くありません。
ファミレスも厨房は見えませんが、ホール係がいます。
カフェテリアはホール係はいませんが、厨房が見えます。
ここは、レジにしか人がいません。
いったい何なのでしょう。
ドリンクコーナーがありました。
ますますファミレス感が強まります。
最初はファミレスみたいだな、と思いましたが、考えてみればホール係がいないのですから、ファミレスよりも省力化。
セルフサービス型カフェテリアと言った方がいいかもしれません。
牛丼に必須の刻み紅生姜、調味料や、箸もこのコーナーに置かれていますが、この大感染症時代に展開を始めたにしては、ちょっと配慮が足りない気がします。
つい最近役員がとんでもない発言をして解任されただけに、吉野家が本当にカスタマーファーストなのかが気になるところ。
レジでお会計を済ませると、「提供コーナー」と呼ばれるカウンターから料理が渡されます。
しかし、我々が行った時はお客さんも少なかったので、レジで料理を渡されました。
省力化を考えた新業態なはずですが、むしろコストがかかっている気がして、それは、それで奇妙な感じです。
ドリンクコーナーで紅生姜と唐辛子をオンしてからテーブルに持ってきます。
そもそも、テーブルが拭いてあったのかどうか未確認でしたが、時すでに遅し。
生卵をオン。
私は白身も全部入れる派ですが、息子は分離器で卵白を分けていました。
杓文字で生卵に箸入れの儀。
インスタント色の強い味噌汁をひと口。
味噌汁は圧倒的に松屋が旨いのですが、吉野家のインスタント味噌汁もなぜか好きな私です。
牛丼は、もちろん黒でもオレンジでも同じ味。
なんだかんだ言って、牛丼は吉野家が一番好き。
でも、ロットの加減か、肉が通常より固かったのが気になりました。
つゆだくにしてもらうのを忘れましたが、そもそもご飯は少な目ですから、結果オーライのつゆだくでした。
我々の後もお客さんが数組現れて、食事を召し上がっていました。
このスタイルって、どこかに似ているな、と思いましたがサービスエリアのカフェテリアが近い気がしました。
すき家と同じ牛丼のラインナップ、松屋と同じ定食のラインナップを、どちらのお店も対面のライブキッチンでサービスしているのに、なぜ吉野家は、こんなにお客と距離を置く味気ないスタイルにしたのか、疑問は解決しませんでした。
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