昨年7月にオープンした佐倉市神門(ごうど)の「ラーメン神門」。
首都圏郊外の佐倉市の中でも更に郊外の神門。
そこにラーショ系の「ネギチャーシューメン」を看板メニューにしつつも、多様なラーメンを提供し、更にはモーニングラーメンと称して朝の6時から8時という都心駅の立ち食い蕎麦でもなければ成り立たないような時間帯に、この緑豊かな田舎で営業をするに至って、私の興味は抑えきれなくなりました。
妻が帰省中の日曜日のアーリーランチで訪問します。
もちろん車でしか来られない場所です。
10台ほどある駐車場に車を止めます。
外観から元コンビニの転用のようにも見えます。
店の前にポストがあることから、私の推測もあながち外れていないと思います。
後で調べてみると、何代かの飲食店をさかのぼり、デイリーヤマザキストアであったとわかりました。
この日も6時から8時のモーニング営業の後、10時からのランチ営業。
私が訪れたのは11時半でした。
お店の入口には記帳の紙が置かれています。
名前を書こうとすると、店主が厨房から出てきて
「結構ですよ」
と言われます。
お店のXでは「待っている人がいなくても必ず記帳して下さい」と書かれていたので、意外にも拍子抜け。
店内を見回せば、先客は一人もいないので、それもむべなるかなと思います。
食券を購入します。
私の食券をすぐに受け取ろうと思ってか、真横に店主がスタンバイしているので、ちょっと緊張しながら券売機のボタンを押します。
SNSをチェックして、注文は決めていました。
普通のラーメンと味玉。
私の真横に立っていた店主が、すぐに食券を受け取ってくれます。
カウンターにはジャーのご飯と刻みチャーシュー、お漬物が置かれています。
200円のライスの食券を買うと、このご飯をセルフで食べることが出来ます。
もっとも、食べ放題ではないので要注意。
厨房が見えるカウンターに座ります。
カウンターのコーナーには生け花が置かれています。
店主の心遣いでしょうか。
5分ほどで普通のラーメン・味玉トッピングが出て来ました。
まさに普通というネーミングに相応しい醤油ラーメンです。
トッピングした味玉に箸入れ。
まずはスープをひと口。
濃口の醤油味のスープは、何よりもアツアツなのが嬉しい。
ネギチャーシュー麺にすると、ネギが冷たいのでスープが冷めるのはラーショ系のネック。
これを選んで正解でした。
続いて麺を引き上げます。
どこの製麺所のものかはわかりませんが、平打ちの縮れ麺は、ツルモチっとした腰で喉越しも良く、スープの絡みも良好。
麺は固めの茹で加減が好きな私ですが、デフォルトで問題ありませんでした。
薄切りながらも大きなサイズのレアチャーシューは柔らかくて美味しい。
半熟加減もナイスです。
普通のラーメンは、確かにあまりにも普通なので刺激が欲しくなります。
中盤にブラックペッパーで味変。
味も締まったので、そのまま一気に寄り切りました。
私が食べている間に、もう一人男性のソロ客が訪れましたが日曜日のランチとしてはスローな展開。
SNSには店主が気難しい人だと評する書き込みを見受けましたが、私はそうは思いませんでした。
「ごちそうさまでした」
とお礼を告げて駐車場に戻ります。
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