お気に入りの居酒屋が繁昌するのは良い事ですが、最近タイミングが合わずになかなか行けなかった店があります。
地元与力町の竹うち。
「今日は入れるといいな」
と電話をすると、大丈夫です、と奥さんの返事。
カウンターの端の定位置に腰掛けてまずは生ビール。
厨房に掲げられた黒板に目をやります。
既にいくつかの料理は売り切れ。
仕入れを絞って鮮度の良い料理を出す店なので、これは致し方ありません。
それでも秋刀魚塩焼が売り切れなのはちょっと残念。
枝豆はむらさきずきん。
冷奴。
生姜と海苔、鰹節と葱。
こういうシンプルなものが一番美味しい。
お造りを。
かつおとたこぶつ。
実に旨そうです。
ゆっくりと味わいながら。
この店はそれとなく放置してくれるので、ひとりでゆるりと飲みたい時に本当にありがたいのです。
テーブル席からは賑やかなお客さんの声が聞こえて来ますが、私の耳には入ってこない瞑想タイム。
持ち込みの三岳をロックで。
もう残りが少ないかなと思っていたら、まだ三分の二ほどありました。
他の店と勘違いしていたようです。
そろそろおでんも恋しい季節。
定番の大根。
「よう味がしゅんでるわ」
とこちらにきて覚えた大阪弁をひとりごちました。
黒板に見慣れない魚の名前。
シオと書いていました。
聞けばカンパチの小さいものだとか。
まだまだ知らない名前があるものです。
「じゃあ、そのシオを塩焼きで」
と図ったわけでもないオヤジギャグを飛ばしてしまい、一人苦笑い。
なるほど確かにミニかんぱち。
綺麗なホロホロした白身。
辛味大根と一緒に。
店に来た時から、秋刀魚同様狙っていたのは、名物の鯖棒寿司。
夏場は秋刀魚が痩せているので、もっぱら鯵の炙りでしたが、いよいよ鯖も太って来たのか、嬉しい再開です。
私が連れて来た友人は皆虜になる肉厚で浅締めの鯖。
脂ののった素材の味が活かされています。
最初に取り置きを頼まないと、後半では売り切れ必至。
寿司屋ではありませんが、間違いなく寿司屋より旨いこの寿司に久し振りにありつきました。
幸せな気分で寿司をつまみながら、焼酎を舐めます。
なんだか疲れが溜まっているのか、満腹で睡魔も襲って来ました。
今日はここ一軒で切り上げて帰るとしましょう。
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