開店直後から通い始めましたが、あっという間に行列の人気店となり一気にハードルが高い店となりました。
この日は南森町のバーホワイトラベルの常連さんたちとの研修旅行の帰り。
朝から豊岡の但熊でTKGの大盛と生卵6個にプリンまで食べて満腹ですが、ここでラーメンを食べて帰らないわけにはいきません。
消化薬を飲んで、雨の中行列に並びます。
12時過ぎで12、3人というのは、雨のおかげなのか短めです。
らーめん颯人。
大阪屈指の人気店のひとつ、カドヤ食堂で修行して独立した若い店主は北海道出身。
北海道らしい一品を、と独自のレシピで供するみそらーめんが取り分け人気。
しかし今日は、そのみそらーめんではなく、私が東京に戻ってから始めたというしおらーめんを食べに来たのです。
35分待ちで入店。
いつもなら、味玉をつまみに北海道限定のサッポロクラシックを飲みながらラーメンが出来るのを待つのですが、今日の体調ではビールを飲むとラーメンが食べられなくなるので涙を飲んで我慢。
カウンターだけの小さいお店。
厨房では店主が真剣勝負でラーメンを一杯一杯作っています。
期待のしおらーめんがカウンターに置かれました。
クリアなスープに浮かぶ油膜、そして美しく盛り付けられた麺がその向こうに透けて見えます。
もちろん味玉トッピング。
チャーシュー。
メンマとネギ。
トッピングの味玉。
まずはスープをひと口。
やはり只者ではありません。
クリアなのに、濃厚。
濃厚なのにすっきり。
そして塩味といいながら、控えめな動物の味が隠れています。
麺は繊細な細麺ですが、エッジが立っているので、舌触りや喉越しはしっかり。
脂身の多いバラ肉は、トロトロ。
味玉はいつもよりはちょっと固めでした。
今度いつ食べに来られるのかわからないので、ひと口ひと口しっかりと味わって、噛み締めて。
完飲したかったのですが、朝の大盛TKGに阻まれました。
もう若くはありません。
無念です。
入口でお会計。
店主は忙しい合間を縫って、見送りの挨拶をしてくれました。
「玉子はサービスしておきます」
といつものようにこっそりと。
本当に美味しく、そして真面目なお店です。
繁盛はとても良いことですが、体調に気をつけてくださいね。
0 件のコメント:
コメントを投稿