今日は出遅れたランチだったので、会社からさほど遠くない新橋駅前ビル1号館地下の「さかな亭」へ。
戦後の香りが残るディープな居酒屋や立ち飲み屋が並んでいたこの飲食街も、廃業と新規参入でかなり様変わりしました。
私が知るこの20年でも大きな変化ですが、この店は変わりません。
むしろ、廃業店の空きスペースを借りて拡張するくらいの人気店です。
夜はもちろんですが、ランチの刺身定食が絶品なのです。
今日は久しぶりなので、焼魚も付いた「とくとくサービスセット」にします。
12時というピーク時間でしたが、なんと行列は無し。
暖簾の隙間から中を覗けば、空席があります。
こんなことは初めてです。
コロナの影響、恐るべし。
入り口に置いてある除菌アルコール。
これまた、この店では驚きのニューノーマル。
3席も空いていました。
私は、素早く店内を見まわし、L字カウンターの手前角に陣取りました。
激狭の店では貴重なベストポジション。
「とくとく、鯖塩焼きで」
と注文します。
しかし、よく考えればさんまの季節ではないので、焼魚は鯖しかなかったのでした。
狭いカウンター越し次から次へと渡される料理。
バラエティ豊かな旬の魚の刺身が一皿に盛り付けられています。
仕入れが良いのでしょう。
活きの良さは抜群です。
お店には失礼ですが、この場所にこんな店があるとは、と初めて来た20年前から感心しています。
焼魚は焼き置きですので、すぐに出てきます。
ご飯と味噌汁。
気が付けば、もう新橋で20年。
カウンターに負けず劣らず激狭の厨房のご夫婦の連係プレーにより、私の定食が目の前に整いました。
もちろん絶品の刺身をオン・ザ・ライス。
コリコリとした食感から、鮮度の良さが口の中に伝わってきます。
焼魚は絶妙のタイミングで再火入れするので、焼き置きだと感じさせません。
再開発で閉店した虎ノ門の名店「美村」を思い出しました。
もちろんこれもオン・ザ・ライス。
大根おろしとお新香もオン。
バラエティ豊かな刺身でオリジナル海鮮丼が楽しめます。
味噌汁マニアの私も納得の、B級味噌汁。
変わらぬ味にホッとします。
途中で大阪に4年、虎ノ門に4年というインターバルはありますが、自分のサラリーマン人生では二番目に長い勤務地となります。
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