2016年11月から虎ノ門の会社に出向していた時代に発見した居酒屋「甚兵衛一号店」。
私が新橋の本社に戻った後、再開発で外堀通り裏の飲食店が集まるエリアが大規模再開発となって閉店したという風の便りを聞いていました。
昨年夏ごろに、偶然この店の前を通りがかり
「あれ、これってあの甚兵衛では!?」
とその店名、看板とランチメニューを見て思いました。
検索してみるとやはりその通り。
いつか食べに来ようと思っていたのですが、それが今日実現しました。
2020年11月というコロナ禍真っ只中以来の甚兵衛一号店訪問です。
冷たい雨の降る日で、12時10分前でしたが、地下への入口近くまで行列ができていました。
地下に降りる階段の上に掲げられている木の看板は、間違いなくあの店に掲げられていたもの。
メニューも当時と同じです。
生卵と味付海苔が付いていたのですが、その表記がないのが気になります。
本日の日替わり3品盛合わせは、「ひとくちとんかつ、イカフライ、野菜炒め」という豪華版で、なんと880円という破格です。
11時半の開店一回転目のお客さんたちが出てきて行列が動き始めます。
15分ほど待って入店します。
L字カウンターの一番奥の席に案内されました。
レギュラーメニューにはありませんが、入口脇に「カキフライ定食」と書かれていたのを見逃しませんでしたので、それを注文します。
1,200円です。
以前は短いカウンターとテーブル、小上がりでしたが、新店は大きなL字カウンターと四人掛け、二人掛けのテーブルが合計7、8卓。
奥は半個室っぽい雰囲気で、ずいぶんゆったりしたお店になりました。
厨房のお二人とホール係の女性は見覚えのあるお顔で、懐かしい虎ノ門勤務時代を思い出しました。
ライスと味噌汁のお代わり自由が継続なのが嬉しい。
厨房のお二人とホール係の女性は見覚えのあるお顔で、懐かしい虎ノ門勤務時代を思い出しました。
厨房が混みあっていたのか、料理が出るまで15分ほど待ちました。
コロッケのような俵型のジャンボカキフライは健在。
今日は特に指定をしませんでしたが、普通盛でも相変わらずの丼メシでした。
ホッとする味。
カキフライは、もちろんオン・ザ・ライスで頂きます。
最初はタルタルソースで。
カキフライは、食べてみるとやはり以前と変わらないニコイチ重ねでした。
実質6個の大きなカキフライが食べられるとあって、カキが大好きな私は嬉しい限り。
二個目はソースで。
ライスが半分ほどになったところで卵かけご飯の準備をします。
TKGは粗目の溶き加減が好みの私は、ご飯に窪みを作ってそこに生卵をそのまま落としてかき混ぜるスタイル。
こうすることで、白身と黄身が完全には混ざらない状態を作り出すのです。
このTKGにも最後のカキフライをオン。
そのままメガ盛りランチを寄り切って腹パンです。
久しぶりに昔お世話になったランチスポットを訪問した緊張感からか、味噌汁をお代わりするのを忘れてしまって忸怩たる思い。
お会計の時に、ホール係の女性に
「外堀通りの方から引っ越してきたんですよね」
と確認。
「そうなんです。あそこはみんな無くなっちゃって。二号店も無くなって、甚兵衛もここ一店舗なんです。またいらしてくださいね」
と声をかけてくれました。
次回は必ず味噌汁をお代わりしたいと思います。
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