今日は残業になりました。
ラーメンを食べて帰ろうと、久しぶりに烏森の「一蘭」に足を向けますが、なんと20時半で50分待ち。
2階からの行列が1階まで伸びていて、ほとんどがインバウンド観光客。
「じゃんがら」同様、おそるべき「一蘭人気」です。
さすがにそんなには待てないので方針を変更します。
昨年11月にオープンしたお店で、煮干しと貝の二種類の出汁のラーメンを提供しています。
夏季限定の冷やしそばもあり。
幸いすぐ入れそうなので暖簾を潜ります。
入口にあるタッチパネル式の券売機で、特撰和出汁そば(煮干し)をチョイス。
和出汁にこだわるというのがウリなのですが、御多聞に漏れず従業員は外国人。
それが悪いというわけではありませんが、「日本の伝統技術で仕上げた和出汁ラーメンの専門店です。和食の基本である出汁にこだわり、煮干し・貝から成る2種の出汁そばを提供。手間暇かけて丁寧に抽出した出汁が繊細で力強い旨みを実現。和食文化の魅力を伝える一杯で、驚きと感動をお届けします。」と書かれているホームページのメッセージに疑問を感じてしまいます。
とはいえ、片言の日本語ながら接客は丁寧。
5分ほど待ってラーメンが出てきました。
煮干しそばといっても、淡麗系。
スープはクリアな印象です。
特撰はいわゆる全部入りなので、チャーシュー三種類と穂先メンマ、ワンタン二個と味玉がのっています。
まずはスープをひと口。
見た目の通りすっきりとした味わい。
「片口鰯、鯵、鯛、飛魚など厳選した数種類の煮干しを使った力強い出汁」とお店が言う割には煮干し感は想像よりも淡く、少し物足りなさも感じますが、しっかりと熱いのは良い。麺は平打ち風の中太麺。
ツルモチっとして喉越しも良く、これは美味しい。
三種類のチャーシューは低温調理の豚が二種類と鶏。
柔らかくて大きい穂先メンマは、和出汁に良く合います。
自家製のワンタンは、餡もしっかり入って美味。
煮干しが一匹丸ごとのっているのが可愛いアクセント。
味玉も黄身の色が濃厚です。
中盤に卓上の自家製八味唐辛子を振って、味変。
全体的には悪くない印象なのですが、「和食の技術と素材にこだわった」という口上が本当だとしても、どうしても空虚に感じてしまいました。
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