平日ランチに行くには会社から遠すぎ、休日も行列と聞いて二の足を踏んでいたのです。
今日は朝から雨模様。
近場にツーリングに行くつもりでしたが、それも無理。
ぽっかり空いた休日のイベントに相応しい外食だと思いつきました。
本町通に面したビルの地下の飲食店街。
名にし負うゼロワンカレー。
並び始めたのは12時45分。
私の前にはお一人でしたが、私の後ろにはたちまち5、6人が行列を作りました。
待ちながらフェイスブックを眺めていると、なんと支社のグルメ御意見番にして「Walkingあまから」の二つ名を持つT女史が来ているようです。
しかも開店前にポールポジションを取りながら、開店が大幅に遅れるというアクシデントに見舞われたとか。
店内に招じ入れられたのは20分後。
そして私はその彼女の横に座ることとなりました。
何たる奇遇。
彼女は見事にインド式に手で食べています。
さすが。
土曜日はビリヤニの日。
今日はビーフビリヤニのセットです。
私は初めてなのでTさんに注文のシステムを確認します。
この店は20代の若い店主が一人で切り盛りしているので、彼のペースでしか物事が進行しません。
段取りはお世辞にもいいとは言えませんが、一生懸命美味しい料理を出そうとしていることはヒシヒシと伝わってきます。
彼が次のお客さんの注文を聞ける体制になった時に、ようやく声がかかりますので、その時にオーダーを伝えます。
もっとも料理は一種類なので、オプションを頼むか、サイズはどうするか、飲み物を頼むか、といったシンプルなこと。
料金は前金制。
お料理が出てきた時に支払うシステムです。
注文を聞かれてからビールとグラスを冷蔵庫に取りに行きます。
セルフサービスなのです。
冷蔵庫の横にある栓抜きで開けてから、席に戻ってグラスに注ぎます。
これが本日のビーフビリヤニセット。
店内では10分待ちました。
ようやく噂のゼロワンカレーとご対面。
ビーフビリヤニ。
炒り卵とチキンのペッパーフライ。
大根アチャール(漬け物)。
新玉ねぎカチュンバルサラダと清見オレンジのパチャディ(和え物)。
里芋のサンバル。
カキのココナッツペッパーフライ。
Tさんに薦められましたが、カキ好きの私は、言われるまでもなく当然選ぶオプション。
ライスをかき分けると柔らかい牛肉が現れました。
大きな里芋。
大好物のカキ。
今日も食べれられて幸せです。
それぞれの料理を一口ずつそのまま食べて個々の味を確かめた後、混ぜ合せます。
里芋のサンバルもかけて。
南インドの小宇宙がプレートの上に誕生しました。
口に含むと、複雑なスパイスが見事に調和して素晴らしい味。
食べ進むうちにじんわりと身体が温まって行きます。
汗をかくようなタイプの辛さではなく、心地良いスパイシーさ。
ほっこりとした里芋。
日印合作です。
大盛にしたわけではありませんが、かなりのボリューム。
この辺りでペースが落ちてきましたが、無事完食。
実に美味でした。
すっかり大満足のサタデーランチ。
是非また来てみたいけれど、そのチャンスはいつ訪れるでしょうか。
食べた食器を片付けて、若い店主に渡し、店を出ました。
外の雨は、かなり強くなっていました。
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ゼロワンカレー (インドカレー / 谷町四丁目駅、堺筋本町駅、天満橋駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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