兵庫県豊岡市の但熊と並び、TKGファンのメッカとなっています。
9時の開店に間に合うように7時過ぎに鳥取市内の宿を出発しました。
まだ明け切っていない鳥取の千代川沿いに国道53号線を南下します。
山間部は霧が発生しています。
鳥取道智頭ICで下りて一般道へ。
国道53号線(因幡街道)を岡山県側に抜けると、急斜面を一気に下る奈義ループ橋。
津山市街を抜け、およそ1時間半で美咲町中央運動公園内にある食堂かめっち。に着きました。
開店20分前。
順番は5組目。
一回転目の入店は確保しました。
メニューを確認します。
10月から棚田の新米となっています。
美咲町出身、明治を代表するジャーナリスト岸田吟香氏が「たまごかけごはん」を日本に広めた人物として伝えられています。
美咲町は美咲町は岡山県の中央部やや北に位置し、南は久米南町や吉備中央町、西は真庭市、東は美作市、そして北は津山市に隣接しています。
9時ちょうどに暖簾がかけられました。
混雑を避けるため、一組ずつ店内に呼ばれ、券売機で食券を購入します。
店内には有名人の色紙がびっしり。
私が案内された席は窓側のカウンター席。
詰めて座らされます。
黄福定食(卵かけご飯定食)と黄福巻き(出し巻き玉子)を頼みました。
生卵はもちろんお代わり自由ですが、配布されるのは一回に一個という制限があります。
ご飯もお代わり自由。
お漬物は沢庵。
味噌汁。
美しい色の黄福巻き。
出来立ての熱々です。
さっそくTKGの制作に着手します。
一個目は直のせ。
これが一番好きな食べ方です。
醤油を垂らして。
粗目に溶きます。
これ位でOK。
旨い!
卵のお代わりは、その都度店員さんに声をかけます。
ちょっと面倒で、気を遣いますが、そういうシステム。
二個目は器で醤油と合わせます。
もちろん白身と黄身が分離した粗目の溶き加減。
これをご飯にかけ回します。
お茶漬け的なシャバシャバ感がお気に入り。
ここに黄福巻き(出し巻き玉子)をオン・ザ・ライス。
玉子の旨味が凝縮した出し巻きです。
交互に味を確かめながら。
そこへ3個目を直入。
これは、ほとんど溶かないで。
旨過ぎて幸せです。
ご飯をお代わり。
はるばる岡山まで来たのですから、炭水化物ダイエットは休止。
「少な目」などということは言わず、一杯目と同じ量をお代わりしました。
今度は立て続けに卵を頼んで、2個を直のせで。
卓上の薬味の「のり」と書いてあるものを入れてみました。
海苔の佃煮的なものかな、と思ったのですが、そうではありませんでした。
これはイマイチ。
醤油のバラエティや、葱や刻み海苔といった薬味に関しては但熊の方に軍配が上がります。
もう一切れの出し巻きもオン・ザ・ライス。
6個目です。
大満足の完食でした。
今まで食べた卵かけご飯のお店と異なるのは、すごく静かで整然としていること。
緊張感ともいえるピリピリした修験道場のような雰囲気です。
卵が卓上に置いていないため、一個ずつ追加する仕組みが、暗黙のプレッシャーとなっているのかもしれません。
自販機のお札が1,000円のみ、高額紙幣は両替も不可、という厳しいルール。
万一1,000円札を忘れたら、もう食べられません。
その代わり、ご飯も卵もお代わり自由ですから、時間と胃袋が許す限り食べ続けることは可能です。
私は、外の景色を眺めながら、じっくりとTKGに向き合いました。
お店を出て、津山線亀甲駅(かめのこうえき)に寄りました。
駅近くに亀の甲羅のような岩(亀甲岩)があることから「亀甲」の名があります。
亀をモチーフにした外観の駅舎が特徴的です。
駅舎の屋根の上には、亀の頭の形をした時計があります。
構内にも亀の像。
ここにもたまごかけごはんの幟がありました。
食堂かめっち。の名前はこの亀甲からきているのでしょうか。
1時間に1、2本しか列車が来ないローカル線。
ちょうど岡山行の列車が来ました。
単線なので行き違い列車を待ちます。
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食堂かめっち。 (定食・食堂 / 亀甲駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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