そんな三原橋の脇にある袋小路の奥。
銀座4丁目の交差点から目と鼻の先にもかかわらず、戦後の佇まいを色濃く残す昭和の名店、中華三原。
入口のメニューは、何度となく繰り返された消費税増税に嫌気がさしたのか、改定されないままマスキングされています。
そして、料金がわからないまま入口で注文を聞かれるというシステムも昔と変わっていませんでした。
赤いデコラのカウンターがいかにも昭和の下町中華。
タンメンのワンタン入り。
麺は固めにしてもらいました。
「はい、お兄さんお待たせ」
とお母さんからカウンター越しに渡されます。
お兄さんと呼ばれるほど若くはないのですが。
胡椒をたっぷり振って。
タンメンにのっている野菜炒めは、油が多め。
それも、また懐かしい。
大きなワンタンがたくさん入っています。
6、7個はあるでしょうか。
ストレートの細麺。
定番のラーメンは醤油味ですから、昔ながらの支那そばの麺。
スープは塩味。
濃い目の味付けです。
たっぷりの野菜や豚肉と一緒に。
意外とボリュームがあります。
「こんなにあったかなぁ」
と思いましたが、私が年を取ったせいかもしれません。
終盤は辣油を垂らすのが、私のタンメンの食べ方。
飲み干したいところですが、塩分の摂り過ぎはいけません。
家族経営なのか、仲睦まじい厨房とホール係。
前に来てから相当な年数が経っているはずなのに、タイムスリップしたような既視感。
銀座のビルの谷間に、まだ昭和がありました。
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中華三原 (ラーメン / 東銀座駅、銀座駅、銀座一丁目駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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