前回は清澄白河のだるまで、無限短冊メニューをクリアする企画でしたが、今回は胃袋自慢を更に二名増員して男3、女2の総勢5名で、お店と対決することにしました。
0次会に参加したK君とOさんの三人で、一軒目のささのやから目指すお店に向かいます。
そのお店に行くには、まさに"アムールのラビリンス 鶯谷"の、車も通れない狭く入り組んだ路地を、線路沿いに進むのが近道。
最後はラブホ(最近はカップルズホテルというらしい)の角の路地を入ります。
本日の「爆食爆飲の会」の会場は東瀛(とうえい)。
こちらは「ホテル街口」で、言問通り側に正面入り口があります。
朝7時から24時まで営業。
まさにこの街に相応しい営業時間です。
中華料理の看板を掲げていますが、和洋中を問わず何でもあるだけでなく、そのメニュー量も膨大。
ずっと来てみたかったお店ですが、健啖家を集めないとこの店の神髄は楽しめないと思い、この企画を温めていました。
鶯谷駅から予約の電話を入れてありましたので、小上がりのテーブルが用意されていました。
もっとも、この店を予約する人がいるのか、という疑問はあります。
電話を受けた中国人男性は、愛想は良かったですが、私の電話番号も名前も聞こうとはしませんでした。
嬉しいことに掘り炬燵。
6人掛けに5人とゆったり。
しかもテレビの横。
家飲みのような、寛いだ気分になれそうです。
分厚いメニューは、かなりのページ数。
最安値100円から、ノンジャンルで値段ごとに並べられているのも、コストコンシャスなお客さんを意識しての使い勝手の良さ。
ベーコンエッグや出汁巻き玉子がありました。
たまご好きの私はロックオン。
好物のハムカツの存在も確認。
天ぷら盛り合わせは400円。
一品料理の最高値は550円で、なぜかチーズハンバーグやピザがラインナップされています。
このカオスぶりに一同のテンションもアップ。
焼き魚とお刺身という和食部門も充実している謎の中華料理屋。
ページをめくっていくうちにようやく表れた中華料理部門。
しかしそこには「中華風料理」と書かれています。
「風」ということは、中華料理ではないのでしょうか。
サラダと点心。
マカロニサラダがありました。
ご飯はカレーライス、親子丼からお茶漬けまで。
麺類にはまさかの冷やしそうめんや、スパゲティナポリタンも。
ドリンクも充実。
私はもちろんホッピーですが。
突き出しはピリ辛の切り干し大根。
早速会を始めましょう。
ホッピーは白から始めます。
Tさんが遅れるというので、この店で合流したI君を交えた4人で乾杯です。
感じのいい中国人の女性店員が
「メニューニカイテイナイモノガアリマスカラ、ミテクダサイ」
と指さしたのは、カウンターに貼られた短冊と黒板。
これはますます組み立てが困難になって来ました。
嬉しい悲鳴です。
とりあえず各人が思いつくまま、好きなものを頼んでから、腰を据えて作戦を考えることにしました。
豚皮フライ。
ベーコンエッグ。
ベーコンが目玉焼きの上にのっています。
マコモ炒め。
もちろんベーコンエッグに「箸入れに義」は欠かせません。
ベーコンエッグの下にはキャベツサラダが仕込まれていました。
空心菜炒め。
茄子カレー炒め。
これは中華風。
あっという間にテーブルの上はいっぱいです。
厨房は一人なのに、見事な手際の良さ。
油淋鶏もありましたが、油淋豆腐というのが気になって頼みました。
創作料理も、なかなか旨い。
ホッピーはナカをお代わり。
嬉しい濃いめです。
ウインナー炒め。
赤を期待していたので、ちょっと残念。
一時間遅れてTさんが到着。
変なおじさんにホテルに連れ込まれそうになったので、駅前のローソンに逃げ込んだという連絡。
私がお店のサンダルをつっかけてレスキューに向かいます。
ようやく全員が揃ったので、再び乾杯です。
「痩せの大食い」を地でいく彼女はこの会の主力選手。
会はますます盛り上がります。
当店ではマストアイテムのひつじ串焼き。
一人一本頼みました。
スパイシーな味付けの串。
好物なので、ひつじの匂いも好ましい。
キャベツサラダがたっぷりのった煮豚。
分類は和食なのでしょうか。
これを忘れていました。
餃子を2人前。
中華料理屋にいるのですから。
ちょうどいい焼き色です。
I君が辣油と酢を、乳化するまでしっかりと混ぜ合わせます。
しっかりと混ざることにより、新しい味が生まれます。
ビジネスも料理も一体感が重要。
ホッピーは黒にチェンジ。
赤天焼き。
メニューに(浜田名物)と書かれていますが、浜田市が何県のどこにあるのか、そもそも浜田を知っている人がどれだけいるのでしょう。
しかし、お味はナイス。
「私、えのき茸が大好きなんです」
というTさんがオーダーしたえのき茸炒め。
K君が
「じゃあ、なめ茸好きですか?」
と聞くと
「あれは嫌いです、味が」
とTさん。
Kさんも私も
「それじゃ、真のえのき茸ファンとはいえないよ」
と、他人が聞いたらどうでもいい話題で大笑い。
もつ煮込み。
七味を振って。
そこへカウンターで一人で飲んでいた女性が我々に合流。
Hさんというその女性は、ローソンの鶯谷駅南店で東瀛に行きたくてスマホ検索しているところに、まさにその東瀛の男性従業員が迎えに来たので、相当驚いたそうです。
超天然キャラの彼女は「調べてるだけで迎えにくるなんて、最近のネットはすごいな」と思ったんだとか。
いやいやいやいや、そんなわけないでしょう(爆)
実は、我々のメンバーのTさんが遅れて来て、店の場所がわからないと鶯谷駅前のローソンからお店に電話をしたところ、中国人男性店員は鶯谷駅南店のローソンに迎えに行き、そこに女性一人でいたHさんに間違えて声をかけて連れてきたという嘘のようなホントの話。
ローソン違いが原因の取り違えですが、ゆるキャラのような彼女の飛び入り参加で、会はますます盛り上がります。
ローソン違いが原因の取り違えですが、ゆるキャラのような彼女の飛び入り参加で、会はますます盛り上がります。
ザーサイ。
私が大好物のハムカツ。
中華料理屋でこれが食べられる幸せ。
ナカをお代わり。
Hさんを交えて6人になった我々の会は、ますます異常なテンションとなり、乾杯を繰り返します。
もう何杯飲んだでしょう。
かなり酔ってきました。
いつの間にかお店は閑散として、お客は私たちだけになりました。
誰が頼んだのか、白身フライ。
カツアタマと似て非なる、豚カツ煮玉子入り。
いずれも黒板のメニューから。
ここでホッピーからチューハイに切り替えます。
ハイ・サワーでセルフ割りが楽しい。
そろそろ締めに向かいます。
洋食部門からオムライス。
もちろん「断面確認の義」は欠かせません。
もう一つ洋食部門から昔のナポリタン。
スパゲティは宙に浮いてこそスパゲティ。
Tさんのフォーク捌きで、ナイスショットを撮影。
これは洋食部門なのか和食部門なのか悩ましいところですが、みんなが大好きなカレーライス。
そしてカレーライスと言えば生卵です。
Tさんのナイスオーダーに、一同激しく同意。
デザートは冷凍バナナ。
従業員の中国人の中年女性と青年と我々はすっかり打ち解け、楽しい団らん。
しかし一番打ち解けているのは、飛び入りのHさんでしょう。
ラストオーダーの23時半まで食べて飲んでの4時間半。
帰りは表口から。
表通りの言問通り側から来ても、やはりこの店は通り過ぎてしまうかもしれません。
HさんとOさんと3人で山手線に乗りました。
最後まで天然キャラの彼女。
実は、ローソンで声をかけられた時に、人違いだとわかったそうですが、東瀛に行きたかった彼女は、間違いに気づいてお店に帰る店員の後をつけて来たのだとか。
つまり、彼女は店員に連れて来られたわけではなく、黙って店員の後をつけてきたのが真実でした。
今日の会の一番おいしいところは、全部Hさんに持っていかれました。
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