「道の駅 水の郷さわら」で地物の野菜を買って、再び佐原市街に戻ります。
佐原の古い町並みの中心となる忠敬橋からなら歩いて5分ほど。
閑静な住宅街の一角、渋い塀に囲われた立派な旅館風の建物が「うなぎ長谷川」。
創業は1831(天保2)年といいますから、200年近い歴史がある老舗。お昼の営業終了直後でしたので、暖簾は下げられていました。
テーブル席と小上がりの店内は広々としています。
アクリル板による仕切りと、一部エリアの使用中止という感染対策が施されています。
お昼の最後のお客さんが、鰻を召し上がっていました。
3年前、水郷十二橋にサイクリングに行った時に、この店の支店「長谷川 与田浦店」で食べたことがありますが、本店は初めてです。
先ほど道の駅から予約の電話を入れておきました。
電話の応対も、接客も感じ良く、期待も高まります。
出していただいた熱いお茶を飲みながら、入口の椅子でしばし待ちます。
厨房から漏れ聞こえる会話も、家族経営を感じさせるほっこりとしたものです。
まさに出来立てのうなぎ弁当を受け取ってお会計。
上弁当は税込3,000円。
クレジットカードが使えるようになっていたのは、コロナ前にインバウンド観光客が増えたからでしょうか。
先週の川越に続き、今日もうなぎ弁当のお土産は息子たちにはサプライズ。
待ちきれない息子たちの希望で、早めの晩ご飯。
どこか懐かしさを感じるレトロデザインの包装紙を開け、お弁当とご対面。
蓋を開けると、お弁当のご飯を覆う大きな鰻が一尾。
山椒を振って、頂きます。
ご飯は、深めのお弁当箱にみっしり。
これは相当なボリュームです。
まだほのかに温かかったのですが、少し電子レンジで温めたので、出来立てのようになりました。
カリっと焼かれているのに、中はふんわり。
お弁当箱で蒸されても、きちんと本来の食味食感を残しています。
タレはやや濃い目ですが、ご飯が多いので丁度いいバランスです。
息子は
「ご飯が多いから、もう少しご飯にもタレがあると良かったな」
と言っていましたが、それは各自の好みでしょうか。
確かに追加でかけられるタレが付いていれば、尚良かったかもしれません。
半尾食べ終わりましたが、まだこんなに残っています。
ご飯の厚みがいかほどかは、この断面写真からわかるでしょう。
終盤かなり苦しくなりましたが、最後はなんとか寄り切りました。
大満足の晩ご飯。
やっぱり美味しい鰻は幸せな気分になります。
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