再び駅の北側から南側の線路沿いに戻ります。
大雨の中を、文字通り酔狂な話。
しかし、今日浅草橋で飲むことにしたのは、ここに来ることが大きな目的の一つだったのです。
焼きカレーライスが名物の喫茶店ストーン。
グラタン好きのSさんに是非とも紹介したかった、ということもありますが、私自身がどうしても食べたい料理があったのです。
しかにここの名物メニューは焼きカレーだけではありません。
焼きスパゲティー、焼きハンバーグ、果ては焼ロールキャベツや焼きタコライスまで。
あまたある焼きメニューの中でも、私がとても気になっていたのが焼き焼きそば。
「既に焼かれている焼きそばを、更に焼く」という謎をどうしても解明したかったのです。
テレビでも紹介されているユニークなお店は、穏やかな初老のご夫婦のアットホームな経営。
締めですが、仕上げでもあります。
グラスワインで乾杯!
メニューには「自慢の焼き料理」と書かれています。
自信のほどが窺えます。
もちろん私は焼き焼きそば。
3人でおしゃべりしているうちに料理が出てきました。
これは定番の焼きカレー。
Sさんが頼んだ焼きスパゲティーミートソース味。
たっぷりのチーズは全品共通。
一口分けてもらいました。
もちろんグラタンではありませんが、グラタンを超える旨さ。
最後に出てきたのが、私の焼き焼きそば。
チーズの下から焼きそばを引き上げます。
キャベツとソーセージとピーマンという想定内の具材のソース焼きそばですが、二度焼かれていることにより、「カリッと感」が増して実にナイスな食感です。
お互いの「焼き料理」を食べ比べながら、皆感動。
グラスワインも進みます。
ここでまさかのサプライズ。
なんと焼きそばの下からご飯が姿を現しました。
大阪の焼きそば定食にも通じる炭水化物祭り。
危険極まりない料理ですが、茶色い食べ物は絶対に旨いのです。
更にサプライズ。
半熟卵が仕込まれていました。
たまご好きの私は嬉しさのあまり小躍りしそう。
食べ進むうちに焼き焼きそばの恐るべき仕掛けと、その炭水化物の量に驚かざるを得ません。
最後はご飯と混ぜ合わせながら。
ワインとも合う、素晴らしい料理でした。
ゴールデンウィーク明けの月曜日、大雨の中を三軒ハシゴする酔狂なメンバーでしたが、満足度の高い飲み会となりました。
浅草橋駅から地下鉄に乗った私は、満腹のお腹をさすりながら「今度はいつ食べに来ようか」と、焼き焼きそばの虜になっていました。
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