名物親父が軽トラで店に横付けして営業する半屋台の店、助六です。
テーブルに持ってきて、宴会開始です。
おでんは関西風の薄味。
こういうおでんは久しぶりです。
身体に優しい感じ。
大好物の茹で卵も、いい塩梅に味が滲みていて美味しい。
キシリトールの箱に、カレンダーを断裁した紙が、折り畳まれて入っています。
箸置きです。
親父さんに使い方が合っているかどうか聞いてみたら、あっさりとひっくり返されました。
ここにもルールがあります。
「ぬか漬けの茄子があるけど食べる?」
と親父に聞かれません。
K君の説明によると、これは必ず聞かれるので、注文してあげるのが良いとの事。
「浅いのと古漬けと両方下さい」
とK君は慣れた感じでオーダー。
「古漬けを始末したいんですよ、親父さんは(笑)」
なるほど、色々とルールがあるわけです。
そこへ、近所に住むK君の奥さんも合流します。
再び乾杯。
奥さんも交えて、トークは更に盛り上がります。
私は酎ハイに切り替えました。
そろそろ締めのうどん。
K君の奥さんが頼んだきつねうどんおぼろ入り。
まさに、浪速の味。
私は季節限定の細麺冷しうどん。
「自家製秘伝のだし」と親父に猛烈に推されては、頼まないわけにはいきません。
ガラスの丼と、うどんの上のきゅうりが、涼味をそそります。
この細くて柔らかいうどんが、大阪うどん。
最近は大阪でも讃岐が幅を利かせていますが、本来はこれ。
私の出身地枚方に本社がある、関西では知られたおんちうどんを思い出します。
親父さん自慢のつけ汁にくぐらせて、うどんを啜れば、懐かしい味。
久しぶりのメンバーに加え、明るく屈託のないK君の奥さんまで交えて、楽しい浪速の夜は更けていきますが、そろそろお開き。
私は皆と別れて、更に挨拶回りを続けることにします。
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厨房機能は全て軽トラの荷台にあって、お店は客席しかありません。
人当たりが良い親父は、一方で頑固でもあります。
80近い高齢にも拘わらず、毎日リアカーならぬ軽トラで出勤し、自慢の大阪おでんと大阪うどんを供します。
ドリンクはすべて缶がドブ漬け、おでんはセルフサービス。
半屋台とはいえ、店内はトイレも含めて驚くほど清潔に磨かれていて、親父のこだわりを感じます。
色んなところに、この店の利用上のルールが細かく書かれた紙が貼られています。
几帳面で神経質なのかもしれません。
金曜日はタイガースファンの常連のおばちゃんがお手伝いするという、なんとも大阪らしいディープさです。
私は角ハイボールをドブ漬けから取り出しました。
再び乾杯です。
まずはおでんを取りに行きます。
セルフサービスとはいえ、掟があります。
豆腐とじゃがいもだけは、崩れるので親父に頼まなければいけません。
それがルール。
このルールを破ると、柔和な親父の逆鱗に触れることになります。
私は、自分的にいつもの定番をチョイス。
玉子、大根、しらたきです。
テーブルに持ってきて、宴会開始です。
おでんは関西風の薄味。
こういうおでんは久しぶりです。
身体に優しい感じ。
大好物の茹で卵も、いい塩梅に味が滲みていて美味しい。
キシリトールの箱に、カレンダーを断裁した紙が、折り畳まれて入っています。
箸置きです。
親父さんに使い方が合っているかどうか聞いてみたら、あっさりとひっくり返されました。
ここにもルールがあります。
「ぬか漬けの茄子があるけど食べる?」
と親父に聞かれません。
K君の説明によると、これは必ず聞かれるので、注文してあげるのが良いとの事。
「浅いのと古漬けと両方下さい」
とK君は慣れた感じでオーダー。
「古漬けを始末したいんですよ、親父さんは(笑)」
なるほど、色々とルールがあるわけです。
そこへ、近所に住むK君の奥さんも合流します。
再び乾杯。
自家製ヌカ漬けには味の素を振って。
我々のジェネレーションには欠かせない調味料です。
奥さんも交えて、トークは更に盛り上がります。
私は酎ハイに切り替えました。
そろそろ締めのうどん。
K君の奥さんが頼んだきつねうどんおぼろ入り。
まさに、浪速の味。
私は季節限定の細麺冷しうどん。
「自家製秘伝のだし」と親父に猛烈に推されては、頼まないわけにはいきません。
ガラスの丼と、うどんの上のきゅうりが、涼味をそそります。
この細くて柔らかいうどんが、大阪うどん。
最近は大阪でも讃岐が幅を利かせていますが、本来はこれ。
私の出身地枚方に本社がある、関西では知られたおんちうどんを思い出します。
親父さん自慢のつけ汁にくぐらせて、うどんを啜れば、懐かしい味。
久しぶりのメンバーに加え、明るく屈託のないK君の奥さんまで交えて、楽しい浪速の夜は更けていきますが、そろそろお開き。
私は皆と別れて、更に挨拶回りを続けることにします。
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