ランチで辛口飯屋 森元の五種類のカレーを食べたダメージからか、連日の暴飲暴食のせいか、夜になっても腹パンですが、どうしてもここで食べたくて予約の電話を入れました。
ひとりだったのでカウンター席に入れましたが、テーブルもカウンターも満席。
相変わらずの繁盛は喜ばしい事ですが、訪れるお客さんを断るのに平身低頭な奥さんは大変そう。
奥さんの注ぐクリーミーな泡の生ビールで喉を潤します。
黒板のメニューを眺めます。
その日の仕入れによって多少変化しますが、以前と変わらぬラインナップに何だかホッとします。
まずは小鉢からほうれん草のおひたしをチョイス。
ふわふわのしらすがたっぷり添えられるのがこの店の特徴ですが、そんな事も忘れていました。
胃に優しいものを、とお刺身を頼みます。
かつおと剣イカを半々で盛り合わせてもらいました。
ひとり酒の多かった私には、そんなわがままを聞いてくれるのもありがたいお店。
いずれも活きが良く、質もいいもの。
本当に美味しい魚を食べさせてくれるお店だと改めて実感します。
「焼酎ありますよ」
と奥さんに声をかけられます。
一年ぶりの訪問ですが、赤霧島のキープボトルを残しておいてくれていました。
懐かしいボトルとネームプレートに久々のご対面です。
続いては出汁巻き。
この店に来たら、頼まないわけにはいきません。
たまご好きの私が今まで食べた中で、間違いなく一番旨いと思う出汁巻き玉子は美しい黄金色で、含み切れないほどのたっぷりの出汁で、フワフワです。
「生きてて良かった」
と心の底から思えるほど。
赴任当時は当たり前のように食べていた味が、今では貴重です。
竹うちの締めは寿司。
鯖の棒寿司が絶品なのですが、それは秋冬限定。
いくつかあるお寿司の中から、あなきゅう巻きを頼みます。
デフォルトは太巻きですが、食べきれないので、細巻きにしてもらいました。
居酒屋ですが、そこらの寿司屋より格段に旨い寿司に、改めて感動。
寡黙ながらも腕が立つご主人です。
お店も少し落ち着いたので、カウンターを挟んでご夫婦と会話。
先日東京旅行に行ったそうで
「キヤノンデールさんのブログに出ていた虎ノ門のヘッケルンのジャンボプリン食べました」
とおっしゃっていました。
こんな会話の出来る店は、東京にはありません。
天満の暮らしが幸せだった事を、改めて実感しました。
名残惜しいですが、赤霧島の最後の一杯を飲み終え、ご夫妻にご挨拶してお店を後にしました。
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