本社勤務時代は週に何回か会社帰りにラーメンを食べ歩いていましたが、大阪に転勤してからは東京のラーメン事情にも疎くなってしまいました。
大阪にはまだそのトレンドは届いていませんが、東京では今鶏白湯。
そんな人気店の一つ、銀座 篝。
銀座4丁目といえば、銀座のど真ん中。
ビルの谷間の細い路地の奥。
11時開店の10分後に到着しましたが、既に10人待ち。
店内は8席ですから、後1回転半待つことになりそうです。
Sobaの文字。
行列を見て私の後ろに並んだおばさん二人連れは日本そばと思っているようなので「ラーメンですよ」と教えてあげました。
それでも並ぶのをやめません。
大阪なら夜の部のほうが行列が短いのでしょうが、東京はそうもいかないでしょう。
人の数が桁違いですから。
あと少し。
振り返れば行列は更に伸びています。
並んでいるうちに注文を聞かれます。
鶏白湯SOBAの大盛に味玉をトッピング。
あ〜、大盛頼んじゃったな。
和食屋のような暖簾。
30分待ってようやく入店しました。
コの字カウンターの狭い店ですが、店内は明るく清潔です。
女性お一人様も全く問題ない雰囲気。
席に座ると薬味が出てきます。
おろし生姜と焦がし葱。
濃厚な鶏白湯スープゆえ、おっちょこちょいの私は紙エプロンをリクエストして完全防備。
ほどなく出てきました。
いくらはちょっと意外。
しかし彩りとゴージャス感の演出効果はあるようです。
もちろん私の好物の味玉もいい具合です。
さっそくスープを頂いてみます。
鶏白湯ラーメンはまだ5軒ほどしか食べていませんが、どちらかと言えばさっぱり目。
もう少し粘度があって濃厚なものを想像していましたが、これはこれでありかな。
いくらも食べてみます。
スープと一緒に。
口中に広がる魚卵の風味は、ちょっとこのラーメンとは合わないかなと思いました。
麺は細めのストレート。
濃厚なスープの引き上げも良好です。
はたして次回いつ来れるのか、と思うとつい大盛を頼む悪い癖。
後半かなり苦戦しましたが、なんとか完食完飲です。
和のテイストを取り入れたアプローチは他店の鶏白湯とは一線を画すもの。
スープのベースもあっさりとしていて、ラーメンとはいいながら少し異なるフードだな、という印象。
路地を反対に抜けるとそこは晴海通りの和光の横。
今日の東京が汗ばむ気がしたのは、熱いラーメンを食べたからでしょうか。
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