時間が限られていたので、大和ミュージアムと海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)を見て回るのが精一杯でした。
父の実家は山口県ですが、海軍士官だった祖父の勤務の関係で、少年時代を過ごした呉をもう少しじっくり見てみたいと思い、今回再訪することにしました。
朝早い新幹線で広島に行き、呉線に乗り換えます。
車窓には明るく美しい瀬戸内の海。
今日は暑くなりそうです。
町が見えて来ました。
呉駅までは50分ほどのローカル線の旅。
呉駅前の阪急ホテルで広電バスの一日乗車券を購入します。
これで市の中心部は乗り放題。
最初の目的地は海上自衛隊呉造修補給所工作部。
ここで日曜限定の護衛艦の一般公開が行われるのです。
今年の4月から事前申し込み制となりました。
あらかじめ海上自衛隊呉地方隊のHPから書類をダウンロードし、FAXで申し込みます。
当日は免許証で本人確認があります。
手続きを済ませて基地内へ。
集合場所には思った以上に大勢の方が集まっていました。
注意事項の説明を受けてから、艦艇見学に向かいます。
水を買おうと思って自販機を見たら、外界よりも少し安いことに妙に納得。
潜水艦がすぐ目の前に見えました。
大きい。
港には様々な種類の自衛官が停泊しています。
本日見学予定の練習艦「せとゆき」。
見学者には艦船マニアが多いのか、一眼レフで激写しています。
私も艦船マニアに負けじとコンパクトデジカメで激写。
間近で見るとすごい迫力です。
いよいよ乗り込みます。
甲板上のみが公開エリアですが、自由に撮影することが出来ます。
案内係の自衛官にお願いすれば簡単な操作をさせてくれたり、具体的な説明を聞いたりできます。
隣の岸壁に接岸していた補給艦とわだでは離任式が行われていました。
自衛官の説明によれば、海上自衛隊では階級を問わず転勤の際には必ず全員で見送るのだとか。
「蛍の光」と共に、白い制服姿の自衛官が艦を下り、岸壁から帽子を振るさまは、まさに海を守る男の世界。
船首側に回ります。
艦橋は自衛艦らしい強面です。
やはり速射砲やランチャーにはカメラが向けれらます。
あっという間に50分の見学時間が過ぎました。
親切な自衛官にお話を伺ったり、シャッターを押して記念撮影をしてもらったりしました。
日本の海を守る自衛隊を頼もしく思いました。
基地を出て歩いてすぐの所にアレイからすこじまがあります。
国内で唯一、潜水艦を間近で見ることができる公園で、海上自衛隊の潜水艦と護衛艦がイカリを下ろしています。
ここはその昔、呉が海軍の本拠地だったことを偲ばせるエリアです。
名前の由来は、呉浦にあった周囲30~40mの「からすこじま」(大正時代に魚雷発射訓練場として埋立)という小島の名称と、英語の小道(アレイ)からきたもの。
通りを挟んだ陸側には潜水隊の基地。
前回てつのくじら館を見学した時に知りましたが、「潜水艦乗り」は選ばれたものしかなれないそうです。
過酷な環境で乗務するには、強靭な精神力と体力が必要だからでしょう。
周りは呉海軍工廠の前身である呉海軍造兵廠時代(1897~1903 [明治30~36]年)に建てられたレンガ建造物が並ぶレトロな雰囲気。
戦後は民間会社の倉庫として利用されています。
緑とレンガに包まれたアレイをゆっくり散策。
旧魚雷揚げ下ろしクレーン。
かつて呉港が軍港だった時代、魚雷などの揚げ下しに活躍した経歴を持つクレーンです。
奇跡的に戦火をまぬがれ、戦後もしばらく稼動していました。
今は、モニュメントとして設置されています。
広電バスのバス停で、次の観光ポイントに行くためのバスを待つことにします。
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