海老江で下りて新橋筋へ。
夜も更けて、ひと気の無い商店街を奥へ。
この二軒のお店の隙間に身体を滑り込ませます。
人もすれ違えないほどの道を更に奥へ。
灯りが見えます。
この飲み屋街が地獄谷。
ご挨拶に伺ったのは酒縁 ゆるり。
5席しかない小さな店。
ガラス窓から覗くと、二席空いているようです。
ドアを開けて店内へ。
何も知らせていなかったので、マスターは驚きましたが歓待してくれました。
一年ぶりの再会です。
懐かしい雰囲気。
まさにゆるりと落ち着くお店です。
磐城 寿。
福島県浪江町の蔵元ですが、震災の関係で山形の酒蔵で再起を果たした酒。
マスターのおすすめです。
滑らかな舌触りの純米生酒。
「何かこれに合うアテはありますか?」
と尋ねます。
これもマスターに勧められて、ワタ入りスルメイカ丸干し。
ナイスマリアージュ。
ワタのところが、また日本酒に合うのです。
私が店に来た時にいた若い男女3人連れは一見さんだったそうです。
春に松本人志の深夜番組で地獄谷が紹介されて、急に賑やかになったとか。
メディアの影響力は大きいですが、さすがに最近は落ち着いて来たそうです。
私のブログの過去記事のPVが突然増えたのもそうした理由だったとわかりました。
もう一杯、違う銘柄を飲んでみることにします。
黒板には書いてありませんが、純米吟醸生原酒 こうのつかさ。
愛知県岡崎市の蔵元の手になる雄町純米吟醸無濾過生原酒。
これもとても飲みやすく、ある意味危険です。
3人組と入れ替わりでいらしたお客さんは常連さん。
会話の端から、どうやらバイク乗りのようです。
大盛や肉食の話題が私と共通なので盛り上がりましたが、実は私のブログをご存じだとわかり、Facebookでお友達になりました。
ユニークでナイスなマスターの回りに集まるお客さんは、やはりユニークでナイスな方ばかりです。
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